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おや‐ぶね【親船】🔗🔉

おや‐ぶね親船】 ①多数の漁艇などを積んだ帆船または汽船。もとぶね。 ②艀はしけを使って陸地または他船と交通する大船。母船。 ⇒親船に乗ったよう ○親船に乗ったようおやぶねにのったよう 心丈夫に思うことのたとえ。大船に乗ったよう。 ⇒おや‐ぶね【親船】

○親船に乗ったようおやぶねにのったよう🔗🔉

○親船に乗ったようおやぶねにのったよう 心丈夫に思うことのたとえ。大船に乗ったよう。 ⇒おや‐ぶね【親船】 おや‐ぶん親分】 ①仮に親と決めて頼りにする人。仮親。浄瑠璃、心中宵庚申「伯母聟ながらそなたの―」 ②仲間の間で、かしらとなる人。特に、博徒などの頭分。親方。 ↔子分。 ⇒おやぶん‐はだ【親分肌】 ⇒おやぶん‐ばち【親分鉢】 おやぶん‐はだ親分肌】 親分のように、面倒見がよく人から頼られる気質。 ⇒おや‐ぶん【親分】 おやぶん‐ばち親分鉢】 婚姻の際に仮親を頼み、祝言式の後、その仮親へ赤飯一鉢を礼に持参すること。 ⇒おや‐ぶん【親分】 おやべ小矢部ヲ‥ 富山県西部、礪波となみ平野西端の市。小矢部川の河港・北陸街道の宿駅として発展。繊維・アルミ・電機工業が進出。人口3万4千。 おや‐ぼね親骨】 扇の両端の最も太い骨。↔子骨 おや‐ほん親本】 伝本で、その本の書写・刊行・校合きょうごうなどの拠りどころとした本。底本。 お‐やまお山・女形】 (近世、仮名書きでは「をやま」とも) ①(→)女形人形2の略。また、その人形の遣い手。 ②歌舞伎で、女の役をする男役者。女方。おんながた。 ③(上方語)色茶屋の娼妓、後に遊女の総称。 ④美女または女。浄瑠璃、曾我会稽山「今の世までも眉目みめよき女を―といふも」 ⇒おやま‐え【お山絵】 ⇒おやま‐ぐるい【お山狂い】 ⇒おやま‐けんじ【お山見じ】 ⇒おやま‐にんぎょう【お山人形・女形人形】 おやま小山ヲ‥ 栃木県南部の市。もと日光街道の宿駅。鉄道交通の要地で、東北新幹線・東北本線から両毛線・水戸線が分岐。工業も盛ん。人口16万。 おやま小山ヲ‥ 姓氏の一つ。中世、下野の豪族、守護。藤原秀郷の流れで、平安後期下野の在庁。のち頼朝に従う。結城・長沼などの一族を分出。 ⇒おやま‐ともまさ【小山朝政】 お‐やま御山】 ①山を丁寧にいう語。また、山の尊敬語。信仰の対象とする場合などにいう。 ②大和国大峰おおみねに参詣すること。峰入り。浄瑠璃、女殺油地獄「おん油屋仲間の山上講、俗体ながら数度の―」 ⇒おやま‐すずめ【御山雀】 ⇒おやま‐の‐たいしょう【御山の大将】 おやま‐えお山絵‥ヱ 遊女の姿をえがいた絵。 ⇒お‐やま【お山・女形】 おやま‐ぐるいお山狂い‥グルヒ 遊女に夢中になること。浄瑠璃、心中天の網島「其の金で―」 ⇒お‐やま【お山・女形】 おやま‐けんじお山見じ】 遊女見物の意か。浄瑠璃、淀鯉出世滝徳「それにしみたる風俗はいかな家にも走り出て―と目をつける」 ⇒お‐やま【お山・女形】 おや‐まさり親優り・親勝り】 子が親よりすぐれていること。 おやま‐すずめ御山雀】 イワヒバリの別称。 ⇒お‐やま【御山】 お‐やまだ小山田ヲ‥ (ヲは接頭語)(→)山田に同じ。万葉集14「―の池の堤に」 おやまだ小山田ヲ‥ 姓氏の一つ。 ⇒おやまだ‐ともきよ【小山田与清】 おやまだ‐ともきよ小山田与清ヲ‥ 江戸後期の国学者。号は松屋まつのや。隠居前高田氏。武蔵の人。群書を蒐集し、その書庫を擁書楼といった。考証学に精通。徳川斉昭の知遇を得て、「八洲文藻」「扶桑拾葉集註釈」を撰。著「松屋筆記」など。(1783〜1847) ⇒おやまだ【小山田】 おやま‐ともまさ小山朝政ヲ‥ 鎌倉初期の武将。政光の子。源頼朝の御家人となり戦功を上げ、下野・播磨の守護となる。(1155〜1238) ⇒おやま【小山】 おやま‐にんぎょうお山人形・女形人形‥ギヤウ ①少女の形に造った人形。 ②1650年(慶安3)頃、人形遣いの小山次郎三郎が江戸の操り人形芝居で巧みに使った遊女の人形。また、女形の人形。おやま。 ⇒お‐やま【お山・女形】 おやま‐の‐たいしょう御山の大将‥シヤウ ①子供の遊戯。低い丘や塚などの上に、他をおしのけて登ることを競うもの。 ②小事をなし遂げて得意がる人。狭い社会の中で偉がる人。 ⇒お‐やま【御山】 お‐やまぶ御山ぶ】 (「お山伏」の略)山伏を卑しめて呼ぶ語。浄瑠璃、女殺油地獄「ヤ珍しい―」 お‐やみ小止みヲ‥ (雨や雪などが)しばらくやむこと。こやみ。後撰和歌集「―せず雨さへ降れば」 お‐や・む小止むヲ‥ 〔自四〕 しばらくやむ。おりおりとぎれる。源氏物語賢木「雨少し―・みぬる程に」 おや‐むじんこう親無尽講‥カウ 親(講元)のある無尽講。親に第1回に落札する権利を認め、その代り講の世話役をつとめさせる。親に必要な資金を融通するために、親類知人などが援助する目的で行うもの。↔親無し無尽講 おや‐め・く親めく】 〔自四〕 親らしくふるまう。源氏物語帚木「装束などもせさせ、まことに―・きてあつかひ給ふ」 おや‐もじ親文字】 ①漢和辞書で、同じ頭字の語彙ごいの初めごとに書き出した大字。親字。 ②欧文の大文字。頭かしら文字。 ③活字の字母。 おや‐もと親許・親元】 親の住むところ。「―を離れる」 ⇒おやもと‐みうけ【親許身請】 おやもと‐みうけ親許身請】 遊女や芸妓の身請けを親がすること。 ⇒おや‐もと【親許・親元】 おや‐ゆずり親譲り‥ユヅリ 親から譲り受けたこと。また、その物。「―の無鉄砲」 おや‐ゆび親指】 ①拇指ぼしの俗称。最も太い指。おおゆび。 ②一家の亭主。主人公。親方。浮世風呂3「おらが内なんざア、―がこれしきといふもんだから」 ↔小指 おや‐わん親椀】 大きな椀。飯椀。 オヤングーレンOyanguren】 スペインのフランシスコ会の宣教師。フィリピン・メキシコなどに布教。1738年「日本文典」を著した。(1668〜1747) おやん‐なさい‐やし (「おやりなさいまし」の意)こじきの称。浮世風呂2「通らつせへ。―が来たやうだ」 お・ゆ老ゆ】 〔自上二〕 ⇒おいる(上一) お・ゆ瘁ゆヲユ 〔自下二〕 妖気などで苦しむ。病み疲れる。悩む。古事記「御軍も皆―・えて伏しき」 お‐ゆどの御湯殿】 ①清涼殿の北西隅の一室「御湯殿の上」の西に、廊下を隔てて設けられた部屋。天皇の浴室。大鏡道兼「―の馬道の戸口に」→清涼殿(図)。 ②貴族の家の浴室。 ③貴人の湯浴み。また、湯浴みに奉仕する役。栄華物語楚王夢「日ごろ―もなかりつれば、明日ぞ―あるべければ」。紫式部日記「―は宰相の君」 ④「御湯殿の儀式」の略。 ⑤近世、大名の屋敷で、お茶の湯などを沸かす部屋。また、そこに奉仕する女。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「由留木ゆるぎ殿の―子⇒おゆどの‐の‐うえ【御湯殿の上】 ⇒おゆどの‐の‐ぎしき【御湯殿の儀式】 ⇒おゆどの‐はじめ【御湯殿始】 おゆどの‐の‐うえ御湯殿の上‥ウヘ 御湯殿と廊下を隔てて相対する、清涼殿の一室。御湯殿に奉仕する女官の詰所で、湯などを沸かし、食膳の具などを置いた。また、貴人の邸のそれについてもいう。徒然草「雉・松茸などは―に懸かりたるも苦しからず。…中宮の御方の―の黒御棚に雁の見えつるを」 ⇒お‐ゆどの【御湯殿】 おゆどののうえのにっき御湯殿の上の日記‥ウヘ‥ 清涼殿内の御湯殿の上に侍した女官の日記。禁中の日常や女房詞などを知る好史料。1477(文明9)から1826年(文政9)までのものが現存。 おゆどの‐の‐ぎしき御湯殿の儀式】 平安時代以来、天皇・貴族の間で行われた新生児の入浴の儀式。1日2回、七夜まで繰り返されるのが通例で、読書・鳴弦の儀や犀角さいかく・虎の頭かしら・散米うちまきなどの呪法が行われた。御湯殿始。湯殿始。紫式部日記「―などかねてまうけさせ給ふべし」 ⇒お‐ゆどの【御湯殿】 おゆどの‐はじめ御湯殿始】 ①(→)「御湯殿の儀式」に同じ。 ②鎌倉時代以降、武家の年初の湯殿開きの儀式。 ⇒お‐ゆどの【御湯殿】 おゆ‐の‐した (女房詞)焦げ飯の粥かゆお‐ゆび】 ①(オヨビの転)ゆび。 ②親指。狂言、膏薬煉「―の腹にまんまとすりつけ」 おゆみ‐の‐しんじ御弓の神事】 祓はらえと、その年の豊凶を卜するため、神官が神前で白木の弓を射る正月の儀式。→歩射ぶしゃ2 おゆらく老ゆらく】 (老ユのク語法)老いること。老年。おいらく。 おゆら‐そうどうお由良騒動‥サウ‥ 幕末、鹿児島藩の御家騒動。藩主島津斉興なりおき・家老調所広郷ずしょひろさとが世子斉彬なりあきらと対立。調所は斉興の側室お由良(由羅)の方の子忠教(久光)を世子としようとし、1849年(嘉永2)斉彬派の家臣は忠教暗殺をはかり発覚、切腹・遠島などの弾圧をうけた。のち幕府の介入で斉興は隠居し斉彬が藩主となる。嘉永朋党崩れ。高崎崩れ。 およが・す泳がす】 〔他五〕 ①ひそかに監視しながら、表面的には自由に行動させる。 ②(遊里語)客を次第に遊蕩に深入りさせる。迷わせる。傾城禁短気「教へおかれし客を―・し、節供正月をくくりつける方便」 およぎ泳ぎ】 およぐこと。また、およぐ術。水泳。〈[季]夏〉。「―の名手」「平ひら―」 およ・ぐ泳ぐ・游ぐ】 〔自五〕 ①手足やひれを動かし、水中・水面を進む。水泳する。遊泳する。源氏物語手習「池に―・ぐ魚いお、山に鳴く鹿」。「岸に向かって―・ぐ」 ②泳ぐときのような格好・動作をする。 ㋐前に倒れかけて、空くうをつかむようによろめく。「はたきこまれて前へ―・ぐ」 ㋑人込みなどを、かき分けるようにして進む。「雑踏の中を―・いで通った」 ③巧みに処世の法をこうずる。世の中をうまく渡る。「政界を―・ぐ」 ④遊里で、遊蕩に深入りする。遊びにのめりこむ。傾城禁短気「罠わなこしらへて言ひ廻せば…自身はまつて―・ぎ出すものなり」 ⑤(隠語) ㋐故買者に贓物ぞうぶつを売り渡す。 ㋑掏摸すりその他の窃盗犯が、目的の場所を徘徊する。 およし‐お老男‥ヲ (オヨシは老ユから派生した形容詞)年とった男。万葉集5「かく行けば人に憎まえ―はかくのみならし」 お‐よしよし (女房詞)病気の平癒。 およす・ぐ 〔自下二〕 (オヨスは老ユの他動詞形。用例は連用形のみ。連用形の語尾ゲはケ(気)の意) ①成長する。源氏物語桐壺「この世の物ならずきよらに―・げ給へれば」 ②子供が年齢に比べて早く知恵づく。ませる。早熟する。源氏物語帚木「いで―・げたる事はいはぬぞ」 ③年とる。老成する。源氏物語柏木「さばかり思ひあがり―・げたりし身を」 ④質素である。はなやかでない。徒然草「昼は事そぎ―・げたる姿にてもありなむ」 およす‐げ およすぐこと。また、その人。落窪物語1「眉の程にぞ―のあしげさも少し出で居たり」 およ‐ずれ‥ヅレ (→)「およずれごと」に同じ。万葉集3「―の狂言たわこととかも」 ⇒およずれ‐ごと【妖言】 ⇒およずれ‐びと【妖人】 およずれ‐ごと妖言‥ヅレ‥ 他を惑わすことば。いつわりごと。天武紀「―して自ら刎くびはねて死ぬ」 ⇒およ‐ずれ【妖】 およずれ‐びと妖人‥ヅレ‥ 妖言で人を惑わす人。 ⇒およ‐ずれ【妖】 およそ凡そ】 [一]〔名〕 (オホヨソの約)物事の概要。概略。転じて、粗略。狂言、二千石じせんせき「いいやかかる大事のお謡を、―にしては叶ふまじとて」。「―の見当をつける」 [二]〔副〕 ①多少の例外の有無は問わず、概略的または原則的に述べる意を表す。だいたい。おしなべて。古今著聞集8「―君と臣とは水と魚との如し」。「―人として親を思わぬ者はない」「―百個はある」 ②全く。「―価値が無い」「―ばかばかしい話だ」 ③昔の法文で条々の初めに置き発語として用いる。 お‐よなが御夜長】 (女房詞) ①禁中で、大床子だいしょうじの御膳おもののお下がりを、女官の夜食に賜うこと。 ②夜食。 およばず‐ながら及ばず乍ら】 行きとどかぬながら。不十分ながら。「―力をかしましょう」 お‐よばれ御招ばれ・御呼ばれ】 ひとにまねかれて饗応をうけること。御招待。 お‐よび】 ゆび。伊勢物語「そこなりける岩に―の血して書きつけける」 ⇒および‐ぬき【指貫】 お‐よび御呼び】 目上の者が人を呼ぶことを敬っていう語。お召し。おまねき。「部長の―です」「―がかかる」「―でない」 および及び】 〔接続〕 (動詞オヨブの連用形から。「及」の字の漢文訓読に由来する)主に名詞相互をつなぎ、それらの指すものに一括して言及する意を表す。ならびに。かつ。…も…もみな。今昔物語集2「流離王―四種の兵、迦毗羅城に入る時」。「京都―奈良の寺」 ⇒および‐ごし【及び腰】 ⇒および‐ぞり【及び剃り】 ⇒及びもつかない および‐かか・る及び掛る】 〔自四〕 ①もう少しで届く。新撰六帖4「ななそぢに―・れる杖なれば」 ②前の方へのしかかる。徒然草「人のうしろにさぶらふは、様あしくも―・らず」 および‐がた・い及び難い】 〔形〕[文]およびがた・し(ク) およぶことができない。かなわない。「私などにはとうてい―・い相手だ」「筆舌に―・い」 および‐ぐる・し及び苦し】 〔形シク〕 およびにくい。新撰六帖5「―・しき恋もするかな」 および‐ごし及び腰】 ①腰をまげ、手を伸ばして物を取ろうとする時の、不安定な姿勢。へっぴり腰。 ②比喩的に、確信のないふらふらした態度。「―の交渉」 ⇒および【及び】 および‐ぞり及び剃り】 及び腰で剃ること。狂言、重喜「―にぞ剃つたりける」 ⇒および【及び】 および‐な・し及び無し】 〔形ク〕 及ぶことができない。分ぶんに過ぎる。源氏物語紅葉賀「いとど―・き心地し給ふに」 および‐ぬき指貫】 ゆびぬき。〈類聚名義抄〉 ⇒お‐よび【指】

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