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かいしゃく‐がく【解釈学】🔗⭐🔉
かいしゃく‐がく【解釈学】
〔哲〕(Hermeneutik ドイツ)解釈の方法や理論を取り扱う学問。元来文献学の方法として古代ギリシア以来発達したが、教父時代以後、聖書の象徴表現の解釈として方法化された。近代に至って、シュライエルマッハーを介し、ディルタイは一切の人間精神の産物を体験の表現として捉え、それを了解するための解釈の方法・規則・理論の学としての解釈学を唱え、これを精神科学の基礎的方法とした。現代哲学では、文化一切をテキストと見なし、しかもそのテキストは人間の限りない解釈可能性を許容するものであるというテキスト解釈学が企てられている。
⇒かい‐しゃく【解釈】
かいしゃくがくてき‐じゅんかん【解釈学的循環】‥クワン🔗⭐🔉
かいしゃくがくてき‐じゅんかん【解釈学的循環】‥クワン
文献解釈やテキスト理解にまつわる循環構造。全体を理解するためには部分の精密な理解が、部分を理解するためには全体の理解が、共に不可欠であるという、部分と全体の循環をさす。シュライエルマッハーによりテキスト解釈の基本原理とされたが、現代では認識活動一般について広く用いられる。
⇒かい‐しゃく【解釈】
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