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いい‐なずけ【許嫁】イヒナヅケ🔗🔉

いい‐なずけ許嫁イヒナヅケ (「言い名付け」の意)双方の親の合意で幼少の時から婚約を結んでおくこと。また、その当人同士。広く婚約者をもいう。

が‐り【許】🔗🔉

が‐り】 (カアリ(処在)の約カリの連濁。一説に、リは方向の意)人を表す名詞や代名詞に付いて、または助詞「の」を介して、その人のいる所へ、の意を表す。万葉集14「妹―やりて」。栄華物語浦々別「夜ばかりこそ女君の―おはすれ、ただ宮にのみおはす」

きょ‐えん【許遠】‥ヱン🔗🔉

きょ‐えん許遠‥ヱン 唐代の武将。河南すいようの太守となり、安禄山の大兵に囲まれたが屈せず、防戦20カ月、食尽きて城が落ち、捕殺された。(709〜757)

きょ‐か【許可】🔗🔉

きょ‐か許可】 ①許すこと。願いを聞きとどけること。「外泊を―する」「―がおりる」 ②〔法〕一般に禁止されている行為について、特定人に対しまたは特定の事件に関して禁止を解除する行政行為。 →認可⇒きょか‐えいぎょう【許可営業】 ⇒きょか‐ぎょぎょう【許可漁業】 ⇒きょか‐こうこく【許可抗告】

きょ‐か【許嫁】🔗🔉

きょ‐か許嫁】 いいなずけ。

きょか‐えいぎょう【許可営業】‥ゲフ🔗🔉

きょか‐えいぎょう許可営業‥ゲフ 官庁の許可を必要とする営業。質屋・風俗営業・旅館業の類。 ⇒きょ‐か【許可】

きょか‐ぎょぎょう【許可漁業】‥ゲフ🔗🔉

きょか‐ぎょぎょう許可漁業‥ゲフ 水産資源保護・漁業調整などの必要から、行政庁の許可がなければ操業できない漁業。遠洋底引網漁業・マグロ延縄漁業など。↔自由漁業。 ⇒きょ‐か【許可】

きょか‐こうこく【許可抗告】‥カウ‥🔗🔉

きょか‐こうこく許可抗告‥カウ‥ 〔法〕民事訴訟において、高等裁判所の決定・命令につき、高等裁判所が許可したときに認められる最高裁判所に対する抗告。法令解釈の統一のために、1996年の民事訴訟法改正で新設。 ⇒きょ‐か【許可】

きょ‐こう【許衡】‥カウ🔗🔉

きょ‐こう許衡‥カウ 元初の儒者。字は仲平。号は魯斎。諡おくりなは文正。懐慶路河内(河南省沁陽)の人。元朝の教育行政の責任者(国子祭酒)となって、朱子学を普及させ、また、古詩において一家をなす。著「許文正公遺書」。(1209〜1281)

きょ‐こうへい【許広平】‥クワウ‥🔗🔉

きょ‐こうへい許広平‥クワウ‥ (Xu Guangping)中国の女性運動家。広東番禺の人。魯迅の妻。両人の往復書翰集「両地書」は著名。革命後、全国婦女連合会副主席。著「暗い夜の記録」「魯迅回想録」など。(1898〜1968)

きょ‐こん【許婚】🔗🔉

きょ‐こん許婚】 婚約をすること。また、その人。いいなずけ。

きょ‐こん【許渾】🔗🔉

きょ‐こん許渾】 晩唐の詩人。字は用晦、一説に仲晦。江蘇丹陽の人。山水詩・懐古詩に名作が多い。詩集「丁卯ていぼう集」。(791頃〜854頃)

きょしょう【許昌】‥シヤウ🔗🔉

きょしょう許昌‥シヤウ (Xuchang)中国河南省中部の都市。三国時代の魏の都の一つ。明・清時代は許州と呼ばれた。京広鉄道に沿う交通の要衝で、タバコ加工業が盛ん。人口37万3千(2000)。

きょ‐じょう【許状】‥ジヤウ🔗🔉

きょ‐じょう許状‥ジヤウ(→)免許状に同じ。 ②(→)赦免状に同じ。

きょ‐しん【許慎】🔗🔉

きょ‐しん許慎】 後漢の学者。字は叔重。幼時から経籍を学び、五経の意義を究明。その撰の字書「説文せつもん解字」は中国文字学の最も基本的な書。(30?〜124?)

きょ‐た【許多】🔗🔉

きょ‐た許多】 数の多いこと。多数。あまた。

きょ‐だく【許諾】🔗🔉

きょ‐だく許諾】 要求を聞き入れ、許すこと。承諾。

きょ‐にんか【許認可】🔗🔉

きょ‐にんか許認可】 許可と認可。

きょ‐はい【許配】🔗🔉

きょ‐はい許配】 いいなずけ。許嫁。

きょ‐ひ【許否】🔗🔉

きょ‐ひ許否】 許すか許さないかということ。

きょ‐ゆう【許由】‥イウ🔗🔉

きょ‐ゆう許由‥イウ 中国の古伝説上の賢人・高士。帝尭が天下をゆずろうというと、汚れたことを聴いたと潁川えいせんで耳を洗い、箕山きざんにかくれたという。 ⇒きょゆう‐そうほ【許由巣父】

きょゆう‐そうほ【許由巣父】‥イウサウ‥🔗🔉

きょゆう‐そうほ許由巣父‥イウサウ‥ 許由が俗事を聞いた耳を潁川えいせんで洗っているのを、牛を引いてきた巣父が見て、そのような汚れた水は牛にも飲ませることはできないと言って引き返したという故事。共に隠士の典型として画題となる。 ⇒きょ‐ゆう【許由】

きょよう‐おうりょく【許容応力】🔗🔉

きょよう‐おうりょく許容応力】 加えた荷重によって材料が破壊されず、十分安全に使用できると考えられる応力の最大値。加えられる荷重の種類、すなわち引張り・圧縮・曲げ・ずれ(剪断)・ねじりなどの種類により同一材料でもその値を異にする。使用応力。最大安全応力。許容内力。許し内力。 ⇒きょ‐よう【許容】

きょよう‐せんりょう【許容線量】‥リヤウ🔗🔉

きょよう‐せんりょう許容線量‥リヤウ 放射線の照射を受ける程度についての許容量。→許容量⇒きょ‐よう【許容】

きょよう‐ほうき【許容法規】‥ハフ‥🔗🔉

きょよう‐ほうき許容法規‥ハフ‥ 命令を内容としないで、「することができる」というように許容を内容とする法規。 ⇒きょ‐よう【許容】

きょよう‐りょう【許容量】‥リヤウ🔗🔉

きょよう‐りょう許容量‥リヤウ 放射線・有害物質などの危険度が、それらを使用する利益と比較して我慢できる、あるいは許容しうる程度とされる量。したがって、常時使用する職業人と一般人とでは基準は異なり、また時代や社会状況によって変わる。 ⇒きょ‐よう【許容】

そこ‐ら【許多】🔗🔉

そこ‐ら許多】 [一]〔名〕 あまた。たくさん。ここら。竹取物語「―の年比としごろ」 [二]〔副〕 甚だ。源氏物語「―広き野に」

そこら‐く【許多】🔗🔉

そこら‐く許多】 〔副〕 (その程度、の意から転じて、かなりの数量・度合を表すようになった)たくさん。ひどく。万葉集9「この篋くしげ開くなゆめと―に堅めし事を」

ばかし【許】🔗🔉

ばかし】 〔助詞〕 バカリの訛。くだけた会話の中で用いる。口語ではバッカシとも。浮世風呂3「うぬら―買切居る湯ぢやアあんめへし」。「怒って―いる」

ばかり【許り】🔗🔉

ばかり許り】 〔助詞〕 (副助詞。「計る」と同源。口語ではバッカリとも) ①体言、活用語の終止形に付く。 ㋐分量・状態・程度などの、おおよその見積りを表す。大体…ぐらい。…ほど。万葉集8「わが宿の萩の花咲けり見に来ませ今二日―あらば散りなむ」。万葉集7「広瀬川袖つく―浅きをや心深めてわが思へるらむ」。土佐日記「年九つ―なる男の童」。「20人―集まった」 ㋑おおよその時期・時刻を表す。…頃。土佐日記「卯の時―に船いだす」。「1年―前」 ㋒おおよその場所を表す。…あたり。辺。源氏物語末摘花「隅の間―にいと寒げなる女房」 ㋓(推量の助動詞「む(ん)」に付いて)そうしそうなことを示す。「今にも踊り出さん―の喜び」 ②(「計り」「斗り」とも書く)体言、活用語の連体形に付く。 ㋐事柄の範囲がそれ以上に出ないことを表す。…だけ。源氏物語若菜下「人目に咎めらるまじき―にもてなし」。「しるし―の品」 ㋑それに限定する意を表す。…だけ。古今和歌集「言ことに出でて言はぬ―ぞみなせ川したに通ひて恋しきものを」。「それ―は許してくれ」「あとは待つ―だ」 ③それ以外にない状態であることを表す。 ㋐今そうする状態にある意を表す。「出かける―のところだった」 ㋑済んで間もない意を表す。「今仕上がった―だ」 ④(「―に」の形で)それがもとになって次の事態が生じた意を表す。…だけに。…ために。「油断した―に失敗した」 ⑤(打消の「ない」「ぬ(ん)」に付いて)はっきりそうしないだけで、ありありと現れているさまを表す。「どうだと言わん―の顔つき」 ⇒ばかり‐か【許りか】

ばかり‐か【許りか】🔗🔉

ばかり‐か許りか】 …だけでなく。…に加えてその上。「気温―湿度も高い」 ⇒ばかり【許り】

ばっかし【許】🔗🔉

ばっかし】 〔助詞〕 バカリの転。浄瑠璃、仮名手本忠臣蔵「恨んで―居りました」

ばっかり【許り】🔗🔉

ばっかり許り】 〔助詞〕 バカリの促音化。

もと【下・許】🔗🔉

もと下・許】 ①物の下した。また、そのあたり。南海寄帰内法伝平安後期点「幽辟の処、林叢の下モトに或いは河地の内に在いて以て先亡に施す」。「旗の―に集まる」 ②影響が及ぶ範囲。「両親の―で育つ」「一定の条件の―で成立する」「警察の監視の―にある」

ゆ・る【許る・聴る】🔗🔉

ゆ・る許る・聴る】 〔自上二〕 ①許される。放免される。宇治拾遺物語11「法師も―・りにけり」 ②免許をうける。認められる。沙石集5「論談決択けつじゃくの道―・りたりけるが」 ③心の隔てがなくなる。うちとける。男色大鑑「今は心も―・りて」

ゆるさ‐れ【許され】🔗🔉

ゆるさ‐れ許され】 ゆるされること。免許。赦免。源氏物語明石「まだよに―もなくては」 ⇒ゆるされ‐がお【許され顔】

ゆるされ‐がお【許され顔】‥ガホ🔗🔉

ゆるされ‐がお許され顔‥ガホ 許されたような顔つき。また、そのような様子。蜻蛉日記「庭の草、氷に―なり」 ⇒ゆるさ‐れ【許され】

ゆるし【許し・聴し・赦し】🔗🔉

ゆるし許し・聴し・赦し】 ①ゆるすこと。許可。聴許。認可。「父の―を得る」 ②罪やあやまちをゆるすこと。赦免。 ③茶道・生花・琴曲などの芸道で、師匠から弟子に与える免許。「奥―」 ⇒ゆるし‐いろ【許し色・聴し色】 ⇒ゆるし‐じょう【赦し状】 ⇒ゆるし‐しろ【許し代】 ⇒ゆるし‐ないりょく【許し内力】 ⇒ゆるし‐の‐いろ【許しの色】 ⇒ゆるし‐の‐ひせき【赦しの秘跡】 ⇒ゆるし‐ぶみ【赦し文】 ⇒ゆるし‐もの【許し物】

ゆるし‐いろ【許し色・聴し色】🔗🔉

ゆるし‐いろ許し色・聴し色】 中古、誰でも着用のできた衣服の色。紅色・紫色の淡いものなどの称。ゆるしのいろ。源氏物語末摘花「―のわりなううはじろみたる」↔禁色きんじき⇒ゆるし【許し・聴し・赦し】

ゆるし‐しろ【許し代】🔗🔉

ゆるし‐しろ許し代】 〔機〕(→)公差4に同じ。 ⇒ゆるし【許し・聴し・赦し】

ゆるし‐ないりょく【許し内力】🔗🔉

ゆるし‐ないりょく許し内力】 〔機〕(→)許容応力に同じ。 ⇒ゆるし【許し・聴し・赦し】

ゆるし‐もの【許し物】🔗🔉

ゆるし‐もの許し物】 ①罪を許すこと。赦免。古今著聞集2「古きためしのありけるとかやとて、―なん侍りけり」 ②芸道で、免許状を得て初めて演ずることを承認される種目。習い物。 ⇒ゆるし【許し・聴し・赦し】

ゆる・す【許す・赦す・聴す】🔗🔉

ゆる・す許す・赦す・聴す】 〔他五〕 (ユル(緩)シと同源。固く締められているものをゆるくする意) ①引き締めた力をゆるめる。ゆるやかにする。万葉集11「梓弓引きて―・さずあらませばかかる恋にはあはざらましを」 ②気持の張りをゆるめる。警戒心をゆるめる。万葉集4「まそ鏡磨ぎし心を―・してば後に言ふとも験あらめやも」。「心を―・す」「見知らぬ人に気を―・すな」 ③差支えないとみとめる。禁を解く。相手の自由にさせる。万葉集8「つかさにも―・し給へり今宵のみ飲まむ酒かも散りこすなゆめ」。伊勢物語「昔おほやけ思して使う給ふ女の、色―・されたるありけり」。宇津保物語藤原君「かくばかりふみ見まほしき山路には―・さぬ関もあらじとぞ思ふ」。「肌を―・す」「盗塁を―・す」「医者から外出が―・される」 ④ある物・事に価するものと認める。公に認める。源氏物語東屋「心ばせしめやかに才ありといふ方は人に―・されたれど」。玉塵抄16「天帝の吾を―・して百獣の長となされたぞ」。「自他共に―・す」「横綱を―・す」 ⑤願いをきき入れ、してよいとする。承諾する。許可する。推古紀「将軍等いくさのきみたち共に議りて表ふみをたてまつる。天皇すめらみこと―・したまふ」。源氏物語桐壺「まかでなむとし給ふを、暇さらに―・させ給はず」。「入学を―・す」 ⑥罪・咎とがを免じる。赦免する。孝徳紀「諸国の流人及び獄の中の囚、一に皆放捨ゆるせ」。源氏物語明石「罪に落ちて宮こを去りし人を三年をだに過さず―・されん事は」。狂言、針立雷「雷殿の療治は終に致しませぬ。御―・されませ」。「―・されて刑務所を出る」 ⑦負担や義務を免除する。仁徳紀「課役並に免ゆるされて既に三年に経りぬ」。「税を―・す」 ⑧(しっかりと捕らえたものを)のがす。そらす。逸する。万葉集17「朝猟にいほつ鳥たて暮猟に千鳥踏みたて追ふごとに―・すことなく」。大鏡師輔「宮にかくなむ思ふとあながちに責め申させ給へば、三度知らず顔にて―・し申させ給へり」 ⑨ある物事が可能な状況にある。「事情の―・すかぎり参加します」

[漢]許🔗🔉

 字形  筆順 〔言部4画/11画/教育/2186・3576〕 〔音〕キョ(漢) コ(呉) 〔訓〕ゆるす・もと・=ばかり [意味] ①ゆるす。相手の願いをききいれる。「許可・許諾・許容・免許・聴許」 ②もと。ところ。「何許いずこ」 ③…ばかり。ほど。「許多・幾許いくばく・二百許年」 ④これ。この。かく。「如許=かくのごとし」 [解字] 形声。「言」+音符「午」。 [下ツキ 允許・官許・公許・裁許・聴許・勅許・特許・免許・黙許 [難読] 許多あまた・そこばく・許嫁いいなずけ

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