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か・う【買う】カフ🔗🔉

か・う買うカフ 〔他五〕 (「替ふ」と同源。交換する意) ①品物や金とひきかえに、自分の望みの品物を得る。万葉集13「たらちねの母が形見とわがもてる真澄まそみ鏡に蜻蛉領巾あきずひれ負ひ並めもちて馬―・へ吾が背」。竹取物語「値ひの金少なしとこくし使に申ししかばわうけいが物加へて―・ひたり」。「家を―・う」「切符を―・う」 ②悪い結果を招く。徒然草「財多ければ身を守るにまどし。害を―・ひ、累を招く媒なり」。「人の恨みを―・う」「顰蹙ひんしゅくを―・う」 ③進んで身に引き受ける。「仕事を―・って出る」「売られたけんかを―・う」 ④揚代あげだいを払って芸者・遊女などを招く。好色一代女2「傾城ぐるひなされますかといへば、田舎大臣苦い顔をして、この人が―・はれますと革袋一つ投げ出せば」。「飲む打つ―・う」 ⑤人を雇う。あさぢが露「大路のかたにめのと―・はんとてすぐる者あり」 ⑥価値をみとめる。尊重する。「彼の政治的手腕を―・う」「努力を―・う」 ⑦(江戸語)欺かれる。口実を設けて欺くのを「売る」というのに対し、その口実に乗せられ欺かれるのを「買う」という。誹風柳多留20「女房は紅葉を―・つて悔しがり」 ⑧「盗む」の隠語。

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