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あくと【踵】🔗🔉

あくと】 (関東・東北地方で)かかと。くびす。あぐつ。あぐと。東海道中膝栗毛4「―のあかぎれ」

かかと【踵】🔗🔉

かかと】 足の裏の後部。くびす。きびす。また、靴などのその部分。

きびす【踵】🔗🔉

きびす】 ①かかと。くびす。 ②履物のかかとにあたる部分。 ⇒踵を返す ⇒踵を接する ⇒踵をめぐらす

○踵を返すきびすをかえす🔗🔉

○踵を返すきびすをかえす あともどりをする。引き返す。 ⇒きびす【踵】

○踵を接するきびすをせっする🔗🔉

○踵を接するきびすをせっする 人のあとに密着して行く。転じて、いくつかの物事が引き続いて起こる。 ⇒きびす【踵】

○踵をめぐらすきびすをめぐらす🔗🔉

○踵をめぐらすきびすをめぐらす (→)「きびすを返す」に同じ。 ⇒きびす【踵】 ぎび‐せん蟻鼻銭】 中国、戦国時代の楚国の青銅貨。卵形板状で、蟻の顔に似ることからの称という。 きび‐そ生皮苧】 生糸を繰る時に出る糸屑を集め、乾燥したもの。絹糸紡績の原料とする。 きび‐だいじん吉備大臣】 右大臣吉備真備きびのまきびの通称。 ⇒きびだいじん‐にっとう‐えことば【吉備大臣入唐絵詞】 きびだいじん‐にっとう‐えことば吉備大臣入唐絵詞‥タウヱ‥ 絵巻。2巻(上巻のみ現存)。吉備真備が遣唐使として入唐中の説話を描く。平安末期〜鎌倉初期の作。 ⇒きび‐だいじん【吉備大臣】 き‐びたき黄鶲】 スズメ目ヒタキ科の美しい小鳥。雄は背面黒く、下面は黄色で腹の方は白い。雌は地味で、上面はオリーブ色を帯びた褐色。春、日本に渡来して、山地の森林で繁殖し、秋、東南アジアに渡る。鳴き声は美しい。俗称、東男。〈[季]夏〉。→おおるり きびたき(雄) キビタキ(雄) 提供:OPO →鳴声 提供:NHKサービスセンター きび‐だんご黍団子】 黍の実の粉で製した団子。〈日葡辞書〉 黍団子 撮影:関戸 勇 きび‐だんご吉備団子】 求肥ぎゅうひをこねて丸め、白砂糖をまぶした団子。岡山の名産。安政(1854〜1860)年間創製で、本来キビの実の粉で製したので旧国名の吉備に因んで名づけられた。 吉備団子 撮影:関戸 勇 き‐ひつ起筆】 書き始めること。筆を起こすこと。↔擱筆かくひつ ぎ‐ひつ偽筆】 (本物と思わせるよう)他人の筆跡や描き方をまねて書いた文字・文書・絵画。にせふで。にせがき。「後人の―」 きびつ‐じんじゃ吉備津神社】 岡山市吉備津にある元官幣中社。祭神は大吉備津彦命。釜鳴神事で知られる。備中国一の宮。吉備津宮。広島県福山市新市町にある同名神社(備後国一の宮)は分社。 吉備津神社 回廊 撮影:山梨勝弘 吉備津神社 撮影:新海良夫 きびつ‐づくり吉備津造】 神社本殿の一形式。吉備津神社本殿の様式。内々陣・内陣の外に中陣・外陣をめぐらし、屋根を比翼入母屋造ひよくいりもやづくりとしたもの。 きびつひこ‐じんじゃ吉備津彦神社】 岡山市一宮にある元国幣小社。祭神は大吉備津彦命。備前国一の宮。 き‐ひと紀人】 紀伊国の住人。万葉集1「あさもよし―羨ともしも」 きび‐なご黍魚子・吉備奈仔】 ニシン科の海産硬骨魚。全長約10センチメートル。体は青褐色で、広い銀白色の縦帯がある。南日本産。4〜5月頃の産卵期に波打ちぎわに群集。食用また釣餌・撒餌用。きみなご。 きびなご

くびす【踵】🔗🔉

くびす】 足の裏の後部。かかと。きびす。重足おもあし。〈類聚名義抄〉 ⇒踵を返す ⇒踵を接する ⇒踵を回らさず

○踵を返すくびすをかえす🔗🔉

○踵を返すくびすをかえす もと来た方へ引き返す。もどる。 ⇒くびす【踵】

○踵を接するくびすをせっする🔗🔉

○踵を接するくびすをせっする (前後の人の踵が接するほど)人が大勢引き続いて来る。 ⇒くびす【踵】

○踵を回らさずくびすをめぐらさず🔗🔉

○踵を回らさずくびすをめぐらさず 踵をめぐらすほどの時間もない意で、わずかな時間、また、急速に事を運ぶたとえ。平家物語7「もし合戦をいたさば叡岳の滅亡踵をめぐらすべからず」 ⇒くびす【踵】 くび‐せん首銭】 首を斬られることを免れるために出す金。首代。 くび‐だい首代(→)首銭くびせんに同じ。 くび‐だい首台】 獄門に処せられた人の首をのせてさらす台。獄門台。 くび‐だいめん首対面】 敵将の首を実検すること。 くび‐たけ頸丈・首丈】 (クビダケとも) ①足もとから頸までの高さ。転じて、物事が多く積もることのたとえ。浮世物語「借銭の淵に―つかりて」 ②(頸丈になるまで、深くはまり溺れる意から)深く物事に思い入るさま。深く色香に迷うさま。くびったけ。浄瑠璃、冥途飛脚「こりや粋すいめ、己が―なづんでゐる」 くび‐たま頸玉・首玉】 ①上代、玉を連ねて頸につけた飾り。安閑紀「瓔珞くびたまを偸ぬすみ取りて」 ②猫・犬などの頸にかける環。好色一代女4「―の入し白猫」 ③くび。くびすじ。くびったま。浄瑠璃、吉野都女楠「くはへる所を又六どつこいと―押へ」 ④船具の名。マストリング。 くびち】 (一説に、クビウチの約)獣を捕らえる装置。わなの類。こぶち。〈倭名類聚鈔15くび‐ちょう首帳‥チヤウ 戦場で討ち取った敵の首と、それを討ち取った者の氏名とを記した帳簿。首しるし目録。 ⇒くびちょう‐つけ【首帳付】 くびちょう‐つけ首帳付‥チヤウ‥ 首帳に書き付けること。また、その役。 ⇒くび‐ちょう【首帳】 ぐ‐ひつ愚筆】 ①へたな手跡。 ②自分の手跡の謙譲語。 くび‐づか首塚】 首を埋葬した塚。 くびっ‐かせ首っ枷・頸っ枷】 (クビカセの促音化) ⇒くびかせ。「子は三界の―」 くび‐つき頸着(→)項突うなつきに同じ。 くびっ‐たけ首っ丈・頸っ丈】 (クビタケの促音化)異性に強くひかれているさま。夢中であること。尾崎紅葉、八重だすき「ふるさとうさんに―、ほれては居るが、ちぎりの結ばれぬ其の訳は」。「あの子に―だ」 くびっ‐たま首っ玉・頸っ玉】 (クビタマの促音化)くびすじ。くび。「―にかじりつく」 くび‐づな頸綱・首綱】 犬・猫などの頸にかけてひく綱。また、罪人の頸につける綱。頸縄。浄瑠璃、義経千本桜「―のかからぬ内、四の五の言はずに出した出した」 くびっ‐ぴき首っ引き】 (クビヒキの促音化) ①⇒くびひき1。 ②ある物を絶えず参照すること。「辞書と―で原書を読む」 くび‐つり首吊り・首釣り】 首くくり。 くびとり‐はじめ首取始】 敵の首を初めて討ち取ること。 くびなが‐りゅう首長竜】 ジュラ紀から白亜紀に栄えた海生爬虫類の一群。四肢はオール状で、首の長いものと短いものとがある。体長は12メートル以上に達する。魚や頭足類を捕食。日本でも化石が見つかっている。蛇頸竜。長頸竜。 くび‐なげ首投げ】 相撲の手の一つ。相手の首に手を巻き、腰を入れて投げ倒すもの。 くびなげ くび‐なわ頸縄・首縄‥ナハ (→)頸綱くびづなに同じ。

しょう‐こつ【踵骨】🔗🔉

しょう‐こつ踵骨】 踵かかとを形成する短い骨。跗骨ふこつの中では最も大きく、上方は距骨に連接する。跟骨ごんこつ。くびすの骨。

[漢]踵🔗🔉

 字形 〔足(足)部9画/16画/7691・6C7B〕 〔音〕ショウ(漢) 〔訓〕かかと・くびす・きびす [意味] ①くびす。かかと。「接踵=きびすを接す」 ②継ぐ。すぐ後に続く。「踵継」

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