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しん‐だい【身代】🔗🔉

しん‐だい身代】 ①一身に属する財産。家の財産。身上しんしょう。資産。好色一代男3「紙帳もやぶれに近き―」。「―をつぶす」 ②身分。地位。西鶴織留6「すゑたのみに御奉公させて…―のかたまる事を願ひける」 ③暮し向き。西鶴織留5「始末より―よろしく成りける親仁ども」 ⇒しんだい‐かぎり【身代限り】 ⇒しんだい‐ぐすり【身代薬】 ⇒しんだい‐めしはなし【身代召放し】 ⇒身代有り付く ⇒身代打つ ⇒身代稼ぐ ⇒身代済む ⇒身代畳む ⇒身代取り組む ⇒身代を棒に振る

○身代有り付くしんだいありつく🔗🔉

○身代有り付くしんだいありつく 仕官する。出仕する。可笑記「悪きお家といふは、身代ありつきても知行をくれかね」 ⇒しん‐だい【身代】 しんたい‐うかがい進退伺い‥ウカガヒ 職務上に過失があったとき、責任を負って、進退の決定を上司に仰ぐこと。また、そのために差し出す文書。 ⇒しん‐たい【進退】

○身代打つしんだいうつ🔗🔉

○身代打つしんだいうつ 身代をうちこむ。資産を投げ出す。浄瑠璃、傾城島原蛙合戦「色に身体うつの山」 ⇒しん‐だい【身代】 しんだい‐かぎり身代限り】 江戸時代、負債主が定められた期日までに負債を償還できないとき、一定の手続を経て身代全部を債権者に提供して債務にあてたこと。この処分を受けた者は、その償還を完了するまで種々の権利・資格を喪失する。今日の破産または強制執行に当たる。→家資分散⇒しん‐だい【身代】 じんだい‐かぐら神代神楽(→)太神楽だいかぐら1に同じ。 ⇒じん‐だい【神代】

しんだい‐かぎり【身代限り】🔗🔉

しんだい‐かぎり身代限り】 江戸時代、負債主が定められた期日までに負債を償還できないとき、一定の手続を経て身代全部を債権者に提供して債務にあてたこと。この処分を受けた者は、その償還を完了するまで種々の権利・資格を喪失する。今日の破産または強制執行に当たる。→家資分散⇒しん‐だい【身代】

○身代稼ぐしんだいかせぐ🔗🔉

○身代稼ぐしんだいかせぐ 身代を得るために働く。奉公する。武家義理物語「妻子は国かたに預け置き、―うちに」 ⇒しん‐だい【身代】 しんだい‐ぐすり身代薬】 身代を保つための薬の意で、かたぎの女房をいう。 ⇒しん‐だい【身代】 しんたい‐けい身体刑】 受刑者の身体に物理力を行使する刑罰。入墨・笞刑ちけい・杖刑じょうけいの類。懲役・禁錮などの自由刑はこれとは異なるが、俗にこれをも含めていうことがある。体刑。 ⇒しん‐たい【身体】 しんたい‐げんご身体言語】 (body language)(→)「身振り言語」に同じ。 ⇒しん‐たい【身体】 しんたい‐けんさ身体検査】 ①身体の発育状態および異常の有無を検査すること。→健康診断。 ②人の所持品などを検査すること。 ⇒しん‐たい【身体】 じん‐だいこ陣太鼓ヂン‥ 陣中で軍勢の進退の合図に打ち鳴らす太鼓。

しんだい‐ぐすり【身代薬】🔗🔉

しんだい‐ぐすり身代薬】 身代を保つための薬の意で、かたぎの女房をいう。 ⇒しん‐だい【身代】

○身代済むしんだいすむ🔗🔉

○身代済むしんだいすむ 仕官の身となる。出仕する。武家義理物語「岐阜中納言秀信公に身体すみて」 ⇒しん‐だい【身代】 しん‐たいせい新体制】 改革されて新しくなった体制。↔旧体制。 ⇒しんたいせい‐うんどう【新体制運動】 しんたいせい‐うんどう新体制運動】 1940年近衛文麿らが提唱した挙国政治体制の樹立運動。ナチス‐ドイツにならい強力な国民再組織をめざす。→大政翼賛会 ⇒しん‐たいせい【新体制】 しん‐たいそう新体操‥サウ 体操競技の一つ。伴奏音楽のリズムに合わせ、ボール・縄・輪・リボン・棍棒などを使って行う舞踊体操。個人競技と団体競技とがある。リズム‐スポーツ体操。

○身代畳むしんだいたたむ🔗🔉

○身代畳むしんだいたたむ 破産する。世間胸算用1「身代畳まるる宵まで乗物にふたつ灯挑ぢょうちん⇒しん‐だい【身代】

○身代取り組むしんだいとりくむ🔗🔉

○身代取り組むしんだいとりくむ 仕官する。浮世草子、新可笑記「このお家中にしるべあつて身体取組しに」 ⇒しん‐だい【身代】 しんたい‐の‐じゆう身体の自由‥イウ (→)「人身の自由」に同じ。 ⇒しん‐たい【身体】 しんたい‐はっぷ身体髪膚】 身体と髪や皮膚、すなわち身体全部。義経記4「義経―を父母に受け」 ⇒しん‐たい【身体】

しんだい‐めしはなし【身代召放し】🔗🔉

しんだい‐めしはなし身代召放し】 中世、所定の課税を納入しない時、その弁償として、その人の身代を官府・領主が没収すること。 ⇒しん‐だい【身代】

○身代を棒に振るしんだいをぼうにふる🔗🔉

○身代を棒に振るしんだいをぼうにふる 資産を無駄につかいはたす。浮世草子、好色万金丹「この女郎にあふ人は必ず身代を棒に振り」 ⇒しん‐だい【身代】 しん‐たかね新高値】 取引で、過去になかった最も高い値段。↔新安値 じんだ‐がめ糂粏瓶】 糠味噌を入れた壺。徒然草「後世を思はん者は、―一つも持つまじきことなり」 ⇒じん‐だ【糂粏・糂汰・糝汰】

み‐がわり【身代り・身替り】‥ガハリ🔗🔉

み‐がわり身代り・身替り‥ガハリ 他の人にかわってその役をすること。また、その人。日葡辞書「ミガワリニタツ」。「人質の―になる」

み‐の‐しろ【身の代】🔗🔉

み‐の‐しろ身の代】 ①財産。身代しんだい。 ②(→)「みのしろきん」に同じ。浄瑠璃、仮名手本忠臣蔵「便りのないは―を役に立てての旅立ちか」 ③給金。歌舞伎、韓人漢文手管始「それ、当座の―」 ⇒みのしろ‐きん【身の代金】 ⇒みのしろきん‐ゆうかい‐ざい【身の代金誘拐罪】

みのしろ‐きん【身の代金】🔗🔉

みのしろ‐きん身の代金】 身売りの代金。また、人身と引きかえに渡す金。 ⇒み‐の‐しろ【身の代】

みのしろきん‐ゆうかい‐ざい【身の代金誘拐罪】‥イウ‥🔗🔉

みのしろきん‐ゆうかい‐ざい身の代金誘拐罪‥イウ‥ 身の代金を得る目的で人を誘拐する罪。1964年新設。 ⇒み‐の‐しろ【身の代】

む‐かわり【身代・質】ムカハリ🔗🔉

む‐かわり身代・質ムカハリ (ムはミの古形)身代り。人質ひとじち。皇極紀(岩崎本)平安中期点「百済の質ムカハリ

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