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つい‐な【追儺】🔗⭐🔉
つい‐な【追儺】
宮中の年中行事の一つ。大晦日の夜、悪鬼を払い疫病を除く儀式。舎人とねりの鬼に扮装した者を、内裏の四門をめぐって追いまわす。大舎人長が鬼を払う方相氏ほうそうしの役をつとめ、黄金四つ目の仮面をかぶり、黒衣朱裳を着し、手に矛・楯を執った。これを大儺たいなといい、紺の布衣に緋の抹額まっこうを着けて大儺に従って駆けまわる童子を小儺しょうなとよぶ。殿上人は桃の弓、葦の矢で鬼を射る。古く中国に始まり、日本には8世紀初め頃、文武天皇の時に伝わったといわれ、社寺・民間にも行われた。近世、民間では、節分の行事となる。「おにやらい」「なやらい」とも。〈[季]冬〉
追儺

な‐やらい【追儺】‥ヤラヒ🔗⭐🔉
な‐やらい【追儺】‥ヤラヒ
おにやらい。ついな。〈[季]冬〉。紫式部日記「滝口も―果てけるままに」
な‐やら・う【追儺ふ】‥ヤラフ🔗⭐🔉
な‐やら・う【追儺ふ】‥ヤラフ
〔自四〕
追儺なやらいを行う。源氏物語紅葉賀「―・ふとて、犬君がこれをこぼち侍りにければ」
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