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つれ【連れ】🔗⭐🔉
つれ【連れ】
①道づれ。同伴者。「―が待っている」
②なかま。伴侶。配偶者。
③(普通ツレと書く)能における助演的な役。シテやワキに伴う役と、独立の役とあるが、いずれもシテ方に属するものをシテヅレ(略してツレ)、ワキ方に属するものをワキヅレと称する。
④春宮とうぐう坊の帯刀たちはき。脇の次に位する。
⑤(多く「この」「その」などに付いて)種類。程度。また、そのようなもの。狂言、佐渡狐「まだその―をおしやる」
⑥(接頭語的に)二人以上がいっしょに行動する意。「―三味線」
づれ【連れ】🔗⭐🔉
づれ【連れ】
〔接尾〕
(体言に付く)
①同伴の意を表す。「三人―」「親子―」
②卑しめる意を表す。…のようにつまらないもの。…風情のもの。狂言、靱猿「猿引―に御用は御座るまいが」。「足軽―」
つれ‐あ・う【連れ合う】‥アフ🔗⭐🔉
つれ‐あ・う【連れ合う】‥アフ
〔自五〕
①行動をともにする。相伴う。同伴する。
②夫婦になる。つれそう。
つれ‐うた【連れ歌】🔗⭐🔉
つれ‐うた【連れ歌】
連節つれぶしでうたう歌。松の葉2「ぬれたわけある―を」
つれ‐こ【連れ子】🔗⭐🔉
つれ‐こ【連れ子】
再婚する者が、前の配偶者との間にできた子をつれて来ること。また、その子。つれっこ。
つれ‐こ・む【連れ込む】🔗⭐🔉
つれ‐こ・む【連れ込む】
〔他五〕
つれて一緒に中に入り込む。「愛人を宿に―・む」「路地裏に―・んでおどす」
つれ‐さ・る【連れ去る】🔗⭐🔉
つれ‐さ・る【連れ去る】
〔他五〕
連れて立ち去る。人や動物をさらう。
つれ‐しゃくはち【連れ尺八】🔗⭐🔉
つれ‐しゃくはち【連れ尺八】
連れ吹きをする尺八。狂言、楽阿弥「同じくは―」
つれ‐じゃみせん【連れ三味線】🔗⭐🔉
つれ‐じゃみせん【連れ三味線】
①二人以上の奏者による三味線の演奏。連れ弾き。
②二人以上の三味線方が並んで演奏する際の、立三味線たてじゃみせん以外の者。
つれ‐しゅ【連れ衆】🔗⭐🔉
つれ‐しゅ【連れ衆】
同伴の仲間。浄瑠璃、曾根崎「この―は町の衆」
つれ‐しょうべん【連れ小便】‥セウ‥🔗⭐🔉
つれ‐しょうべん【連れ小便】‥セウ‥
連れ立って一緒に小便をすること。
つれ‐ぜい【連れ勢】🔗⭐🔉
つれ‐ぜい【連れ勢】
引きつれている軍勢。
つれ‐そ・う【連れ添う】‥ソフ🔗⭐🔉
つれ‐そ・う【連れ添う】‥ソフ
〔自五〕
①二人がいっしょに並ぶ。
②夫婦になる。夫婦となって暮らす。つれあう。武家義理物語「一生―・ふ。夫妻の楽しみ深し」。「長年―・った夫」
つれ‐だ・す【連れ出す】🔗⭐🔉
つれ‐だ・す【連れ出す】
〔他五〕
外へ連れて出る。「散歩に―・す」
つれ‐だ・つ【連れ立つ】🔗⭐🔉
つれ‐だ・つ【連れ立つ】
〔自五〕
相伴っていっしょに行く。天草本平家物語「二人―・つて泣く泣く帰ると見えたが」。「家族と―・って買物に行く」
つれっ‐こ【連れっ子】🔗⭐🔉
つれっ‐こ【連れっ子】
ツレコの促音化。
つれ‐どうしん【連れ道心】‥ダウ‥🔗⭐🔉
つれ‐どうしん【連れ道心】‥ダウ‥
共に仏道にこころざすこと。つれ立った道心者。浄瑠璃、賀古教信七墓廻「わが手に育て叔父甥の―とだきあぐれば」
つれ‐とび【連れ飛び】🔗⭐🔉
つれ‐とび【連れ飛び】
つれあって飛ぶこと。狂言、飛越「手と手を引き合うて―に致さうが、飛ばせられうか」
つれ‐なみだ【連れ涙】🔗⭐🔉
つれ‐なみだ【連れ涙】
他人が泣くのにつられて出る涙。浄瑠璃、曾我会稽山「沈み入つたる―」
つれ‐ねんぶつ【連れ念仏】🔗⭐🔉
つれ‐ねんぶつ【連れ念仏】
二人以上が声を合わせて唱える念仏。
つれ‐びき【連れ弾き】🔗⭐🔉
つれ‐びき【連れ弾き】
琴・三味線などを、二人以上で弾くこと。主として、義太夫の三味線にいう。合奏。連奏。
つれ‐びと【連れ人】🔗⭐🔉
つれ‐びと【連れ人】
いっしょにつれている人。おとも。同伴者。
つれ‐ぶき【連れ吹き】🔗⭐🔉
つれ‐ぶき【連れ吹き】
笛などを他の人と合わせていっしょに吹くこと。好色五人女5「―の笛竹、息の哀れや」
つれ‐ぶし【連れ節】🔗⭐🔉
つれ‐ぶし【連れ節】
他人とともに声を合わせてうたうこと。斉唱。合唱。好色一代男2「―に歌説経」
つれ‐まい【連れ舞】‥マヒ🔗⭐🔉
つれ‐まい【連れ舞】‥マヒ
同じ舞の振りを二人以上で同時に舞うこと。また、その舞。
つれ‐むこ【連れ婿】🔗⭐🔉
つれ‐むこ【連れ婿】
初婿入りの際に、婿と同年輩の男が連れ添う習俗。
つれ‐やっこ【連れ奴】🔗⭐🔉
つれ‐やっこ【連れ奴】
供として連れている下男。ともの奴。
つれ‐ゆ・く【連れ行く】🔗⭐🔉
つれ‐ゆ・く【連れ行く】
〔他五〕
ともなって行く。引きつれて行く。
つれ‐よめ【連れ嫁】🔗⭐🔉
つれ‐よめ【連れ嫁】
嫁入りの際に、嫁と同年輩の女が連れ添う習俗。
つ・れる【連れる】🔗⭐🔉
つ・れる【連れる】
[文]つ・る(下二)
[一]〔自下一〕
①つらなる。源氏物語須磨「朝ぼらけの空に雁―・れて渡る」
②つれだつ。同行する。源氏物語松風「殿上人四五人ばかり―・れてまゐれり」
③(「…に―・れて」の形で)…に従って。…に応じて。浄瑠璃、心中宵庚申「衣服の綺羅も世に―・れて」。「時間のたつに―・れて」
[二]〔他下一〕
携えて行く。従える。つれて行く。源氏物語若菜上「若葉さす野べの小松を引き―・れて」。平家物語9「三騎―・れて敵の中へ駆け入り」
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