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○雪仏の水遊びゆきぼとけのみずあそび🔗⭐🔉
○雪仏の水遊びゆきぼとけのみずあそび
「土仏つちぼとけの水遊び」に同じ。「雪仏の湯好み」「雪仏の湯なぶり」とも。→土仏(成句)
⇒ゆき‐ぼとけ【雪仏】
ゆき‐ま【雪間】
①降雪のやんだ間。雪の晴れ間。源氏物語薄雲「―なき吉野の山をたづねても」
②春になって雪が消えかかり、地肌を見せている所。雪の隙ひま。〈[季]春〉。古今和歌集恋「春日野の―をわけて生ひ出くる」
③積雪の中。
ゆき‐まく【雪幕】
歌舞伎で、雪景色を描いた道具幕。
ゆき‐まじり【雪雑り・雪交り】
雨・風などに雪がまじって降ること。雪まぜ。
ゆき‐まじ・る【行き交じる・行き雑じる】
〔自四〕
行ってまじる。多くのものが行き合ってまじる。雑沓する。源氏物語夕顔「山寺こそ、なほかやうのことおのづから―・り物まぎるること侍らめ」
ゆき‐まぜ【雪雑ぜ・雪交ぜ】
(→)「ゆきまじり」に同じ。
ゆき‐まつ【雪松】
正月に立てる飾り松。葉先を白くしてある。
ゆきまつ‐つき【雪待月】
陰暦11月の異称。
ゆき‐まつり【雪祭】
①長野県下伊那郡阿南町の伊豆神社で、毎年1月14日前後に行われる祭。徹宵して田楽を行う。
②札幌市などで、観光のために催す行事。雪や氷で大きな像などを作って競う。
ゆき‐まど・う【行き惑う】‥マドフ
〔自五〕
行くのにまどう。行く道にまどう。ゆきまよう。
ゆき‐まよ・う【行き迷う】‥マヨフ
〔自五〕
(→)「ゆきまどう」に同じ。
ゆきまる‐ひばち【雪丸火鉢】
陶製の丸火鉢。多くは白色。
ゆき‐まろげ【雪丸げ】
(→)「ゆきまろばし」1に同じ。雪まるげ。〈[季]冬〉。雪まろげ「君火をたけよき物見せん―」(芭蕉)
ゆき‐まろばし【雪転ばし】
①雪をころがし丸めて塊とすること。ゆきころがし。ゆきまるめ。ゆきまろげ。源氏物語槿「わらはべおろして―せさせ給ふ」
②キジの羽根の下方、付け根に近い所。
ゆき‐み【雪見】
雪景色を眺め賞すること。また、その遊びや宴。〈[季]冬〉
⇒ゆきみ‐ぐさ【雪見草】
⇒ゆきみ‐ごこう【雪見御幸】
⇒ゆきみ‐ざけ【雪見酒】
⇒ゆきみ‐しょうじ【雪見障子】
⇒ゆきみ‐づき【雪見月】
⇒ゆきみ‐どうろう【雪見灯籠】
ゆきみ‐ぐさ【雪見草】
ウツギの異称。
⇒ゆき‐み【雪見】
ゆきみ‐ごこう【雪見御幸】‥カウ
(→)小野御幸に同じ。
⇒ゆき‐み【雪見】
ゆきみ‐ざけ【雪見酒】
雪景色を観賞しながら酒を飲むこと。また、その酒。〈[季]冬〉
⇒ゆき‐み【雪見】
ゆきみ‐しょうじ【雪見障子】‥シヤウ‥
明り障子の一部をガラス仕立てにし、その部分に上下する小障子をはめこんで、部屋から外の景色が随意に見られるようにしたもの。〈[季]冬〉
⇒ゆき‐み【雪見】
ゆき‐みず【雪水】‥ミヅ
雪どけの水。雪消ゆきげ水。
ゆき‐みち【行き道・行き路】
①行きの道。行く時の道。往路。
②費やしたものの行く先。費途。「金の―」
ゆき‐みち【雪道・雪路】
雪の降り積もった道路。
ゆきみ‐づき【雪見月】
陰暦11月の異称。好色一代男6「その年の―、始めて降り積る」
⇒ゆき‐み【雪見】
ゆきみ‐どうろう【雪見灯籠】
丈が低く笠の大きく外方にひろがった3〜6本脚の石灯籠。
雪見灯籠
⇒ゆき‐み【雪見】
ゆき‐みまい【行見舞】‥ミマヒ
見舞に行くこと。狂言、伯母が酒「節々―を致せども、吝い人で目の前に沢山な酒を終に一度も振舞はれぬ」
ゆき‐みまい【雪見舞】‥ミマヒ
大雪があったとき、その地の親戚・知人の安否を問うこと。雪訪どい。〈[季]冬〉
ゆき・みる【行き廻る】
〔自上一〕
行きめぐる。万葉集8「明日香川―・みる岳おかの秋萩は」
ゆき‐むか・う【行き向かふ】‥ムカフ
〔自四〕
①次々と過ぎ去ってはまたやってくる。万葉集13「―・ふ年の緒長く仕へ来し」
②その方へ行く。出向く。今昔物語集31「若干そこばくの神人じんにん等…かの粟田口の宮に―・ひて」
③立ち向かって行く。ぶつかって行く。平家物語2「その儀ならば、―・つてうばひとどめ奉れ」
ゆき‐むかえ【雪迎え】‥ムカヘ
山形県南部で、晩秋の快晴無風の日に、多くの蜘蛛が空中に糸を流し、上昇気流に乗って空中をただよう現象。降雪の前触れとなることからいう。かげろう。
ゆき‐むし【雪虫】
①カメムシ目ワタアブラムシ科昆虫の一群の俗称。体に白い蝋質物を分泌して晩秋に飛ぶのを雪片に見立て、あるいは降雪の季節が近いという意味で名づけられた。リンゴワタムシ・トドノネオオワタムシなど。伊豆地方で、しろばんば。綿虫。〈[季]冬〉
②冬期、積雪上に出現する昆虫の総称。セッケイカワゲラ・ユキカガンボなど。
ゆき‐むすめ【雪娘】
(→)雪女ゆきおんなに同じ。
ゆき‐め【雪眼】
(→)雪盲せつもうに同じ。〈[季]冬〉
ゆき‐めがね【雪眼鏡】
雪山・雪原で、紫外線や吹雪から目を守るためにかける色眼鏡。〈[季]冬〉
ゆき‐めぐ・る【行き廻る】
〔自四〕
行って、あちらこちらをめぐり歩く。万葉集6「―・り見とも飽かめや」
ゆき‐もち【雪持ち】
①枝や葉が雪をのせていること。「―の笹」
②屋根の積雪の落下するのを防ぐ装置。
⇒ゆきもち‐そう【雪持草】
ゆき‐もち【雪餅】
餅菓子の一種。料理物語「―は、うるの米一升もち三合をよく粉にして、水にて煮てしめし、せいろうに布をしき、米の粉をふるひ入れて、よくむし候間へ、串柿・栗・かやなども入れ候。黄に致し候は、くちなしの汁にて粉をしめし候」
ゆきもち‐そう【雪持草】‥サウ
サトイモ科の多年草。四国・九州の林下に生える。テンナンショウに似る。地下に扁球形の球茎があり、これから長い柄のある3〜5枚の小葉をもつ2葉を出す。春、花茎を出し、紫褐色の仏焔苞ぶつえんほうを有する花を開き、内部の肉穂花序の上部は球状で雪白色をなす。カンキソウ。
ユキモチソウ
提供:OPO
⇒ゆき‐もち【雪持ち】
ゆき‐もどり【行き戻り】
(イキモドリとも)
①行きと戻り。また、その道、その時。
②行ってもどること。
③出もどり。誹風柳多留6「―和尚大屋へおとづれる」
ゆき‐もよ【雪もよ】
雪の降る中。源氏物語真木柱「心さへ空に乱れし―に」
ゆき‐もよい【雪催い】‥モヨヒ
空がどんより曇って今にも雪が降りそうな様子。〈[季]冬〉。中村花痩、赤毛布「的然降ると思ひたる宵の―は、如何した木枯風の吹き廻しに晴れて」。「―の空」
ゆき‐もよう【雪模様】‥ヤウ
①雪が降り出しそうな空合い。雪気ゆきげ。
②雪輪を描いた模様。
ゆき‐もよおし【雪催し】‥モヨホシ
(→)「雪もよい」に同じ。
ゆき‐やけ【雪焼け】
①(「雪瘡」と書く)雪の寒さに皮膚が凍えてただれること。
②雪の反射で日焼けすること。〈[季]冬〉
ゆき‐や‐こんこん【雪やこんこん】
(「こんこん」は「来む来む」で、降れ降れの意)雪がもっと降るように子供がはやしたてる時のことば。雪こんこん。浄瑠璃、浦島年代記「―霰やこんこん」
ゆき‐やなぎ【雪柳】
バラ科の落葉低木。河岸の岩上などに自生。茎の高さ1.5メートルに達し、葉は披針形。春、葉とともに、雪白・5弁の多数の小花をつける。観賞用に広く栽培。コゴメバナ。コゴメヤナギ。コゴメザクラ。漢名、噴雪花。〈[季]春〉
ユキヤナギ
撮影:関戸 勇
ゆき‐やま【雪山】
①雪の降り積もっている山。〈[季]冬〉
②雪を高く山のように積み重ねたもの。
ゆき‐や・る【行き遣る】
〔自四〕
あえて行く。行ききる。進行を続ける。土佐日記「行けど猶―・られぬは」
ゆき‐ゆ・く【行き行く】
〔自四〕
行きに行く。進みに進む。行き続ける。伊勢物語「―・きて駿河の国に到りぬ」
ゆき‐よ【雪夜】
雪の降る夜。雪の積もった夜。
ゆ‐ぎょう【遊行】‥ギヤウ
①出歩くこと。ぶらぶら歩くこと。方丈記「つれづれなる時は、これを友として―す」
②〔仏〕僧が修行・説法のため諸国をめぐり歩くこと。行脚あんぎゃ。雲水。今昔物語集6「縁に随ひて―して、所に随ひて衆生を利益りやくす」
③遊行上人しょうにんの略。謡曲、実盛「―の流れに他阿弥上人と申して」
⇒ゆぎょう‐き【遊行忌】
⇒ゆぎょう‐じ【遊行寺】
⇒ゆぎょう‐しゅう【遊行宗】
⇒ゆぎょう‐じょうご【遊行上戸】
⇒ゆぎょう‐しょうにん【遊行上人】
⇒ゆぎょう‐は【遊行派】
⇒ゆぎょう‐ひじり【遊行聖】
ゆぎょう‐き【遊行忌】‥ギヤウ‥
毎年旧暦8月22日、遊行寺(清浄光寺)で行われる一遍の供養の法会。
⇒ゆ‐ぎょう【遊行】
ゆぎょう‐じ【遊行寺】‥ギヤウ‥
藤沢市にある清浄光寺しょうじょうこうじの通称。
⇒ゆ‐ぎょう【遊行】
ゆぎょう‐しゅう【遊行宗】‥ギヤウ‥
時宗じしゅうの異称。
⇒ゆ‐ぎょう【遊行】
ゆぎょう‐じょうご【遊行上戸】‥ギヤウジヤウ‥
酔うと外をさまよい歩く癖のある酒飲み。
⇒ゆ‐ぎょう【遊行】
ゆぎょう‐しょうにん【遊行上人】‥ギヤウシヤウ‥
時宗の総本山遊行寺の歴代住職の称。諸国を遊行することをならいとする。特に、開祖一遍または同宗遊行派の祖、他阿を指すこともある。
⇒ゆ‐ぎょう【遊行】
ゆぎょう‐は【遊行派】‥ギヤウ‥
時宗十二派の一つ。時宗の第2祖他阿を開祖とし、京都七条金光寺を本山とする。
⇒ゆ‐ぎょう【遊行】
ゆぎょう‐ひじり【遊行聖】‥ギヤウ‥
諸国を行脚し、説法教化につとめる僧。
⇒ゆ‐ぎょう【遊行】
ゆぎょうやなぎ【遊行柳】‥ギヤウ‥
能。観世信光作。遊行上人が白河の関を過ぎ、老木の柳の精なる翁に会う。
ゆき‐よけ【雪除け・雪避け】
①積もった雪を取りのぞくこと。除雪。
②雪害を防ぐための仕掛け。〈[季]冬〉
⇒ゆきよけ‐トンネル【雪避けトンネル】
ゆきよけ‐トンネル【雪避けトンネル】
雪害の予想される箇所に線路を保護するために設けるトンネル。
⇒ゆき‐よけ【雪除け・雪避け】
ゆき‐わ【雪輪】
紋章の外郭の輪の一種。雪片の六角形を円くかたどったもの。
ゆき‐わかれ【行別れ】
行き別れること。別離。
ゆき‐わか・れる【行き別れる】
〔自下一〕[文]ゆきわか・る(下二)
互いに別々の方向へ分かれ行く。わかれわかれになる。いきわかれる。万葉集2「百敷の大宮人は―・れなむ」
ゆきわけ‐ごろも【雪分け衣】
雪を分け行く時の衣服。金槐集「払へただ―緯ぬきをうすみ」
ゆき‐わた・る【行き渡る】
〔自五〕
①行って渡る。渡り行く。
②行く。訪う。続古今和歌集哀傷「かの八条の家に―・りて心細く聞えしかば」
③あますところなく及ぶ。行き届く。普及する。いきわたる。「全員に―・る」「一般に―・っている考え」
ゆきわり‐そう【雪割草】‥サウ
①サクラソウ科の多年草。中部以北の高山帯に生える。葉は箆へら形、裏面に淡黄粉を密につける。夏、10センチメートルくらいの花茎を出し、サクラソウに似た紅紫色の五弁花を開く。
②ミスミソウの別称。〈[季]春〉
ゆきわり‐まめ【雪割豆】
ソラマメの異称。(物類称呼)



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