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たのもし・い【頼もしい】🔗🔉

たのもし・い頼もしい】 〔形〕[文]たのも・し(シク) (動詞タノムの形容詞形) ①絶対たのみにできるように思われる。まかせておいて安心である。心強い。源氏物語夕顔「法師などをこそは、かかる方の―・しきものには思すべけれど」。「誠実で―・い人柄」 ②期待のもてる状態である。楽しい夢をえがくことができる。源氏物語賢木「御かたちもいと清らにねびまさらせ給へるを嬉しく―・しく見奉らせ給ふ」。更級日記「うれしく―・しくて、いよいよ念じ奉りて」。「利発な子で将来が―・い」 ③裕福だ。宇治拾遺物語6「世に―・しき長者ありける」

たのもし‐げ‐な・し【頼もしげなし】🔗🔉

たのもし‐げ‐な・し頼もしげなし】 〔形ク〕 たよりにならない。心細い。竹取物語「船に乗りては、楫取の申す事をこそ高き山と頼め。などかく―・く申すぞ」 ⇒たのもし【頼もし】

たのもし‐ずく【頼もし尽】‥ヅク🔗🔉

たのもし‐ずく頼もし尽‥ヅク ひたすら頼もしく思わせること。また、互いに信じ頼み合うこと。日本永代蔵1「今時の仲人、―にはあらず」 ⇒たのもし【頼もし】

たのもし‐だて【頼もし立て】🔗🔉

たのもし‐だて頼もし立て】 頼もしく思わせるようにふるまうこと。 ⇒たのもし【頼もし】

たのもし‐どころ【頼もし所】🔗🔉

たのもし‐どころ頼もし所】 頼もしく思うところ。源氏物語若紫「―にこもりて物し侍るなりと聞え給ふ」 ⇒たのもし【頼もし】

たのもし‐びと【頼もし人】🔗🔉

たのもし‐びと頼もし人】 頼もしく思う人。たよりに思う人。蜻蛉日記「これを―にてあるに、いみじうもいふかなと思へども」 ⇒たのもし【頼もし】

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