複数辞典一括検索+

広辞苑の検索結果 (3)

ひし‐ひし【緊緊・犇犇】🔗🔉

ひし‐ひし緊緊・犇犇】 ①物がおされて鳴るさま。源氏物語夕顔「足音―と踏みならしつつ」 ②すきまなくぴったりと寄りつくさま。古今著聞集16「互ひに―と取りくみて」。平家物語4「平家の兵ども十四五騎、―と落ち重なつて」 ③動作の勢いの激しいさま。宇治拾遺物語1「―とただ食ひに食ふ音のしければ」 ④手厳しいさま。ゆるみないさま。源平盛衰記34「―と事定まりぬ」 ⑤鞭むちなどで強く打つさま。ぴしぴし。日葡辞書「ヒシヒシトウタルル」 ⑥強く身に迫って感じるさま。ひし。「有難さを―と感じる」

びし‐びし【緊緊・犇犇】🔗🔉

びし‐びし緊緊・犇犇】 ①鼻汁をすすりあげる音。万葉集5「咳しわぶかひ鼻―に」 ②物がしなって風を切ったり打ち当たったりして発する連続音。また、そのさま。「鞭を―鳴らす」 ③手加減せず容赦なく行うさま。「―取り締まる」

ぴし‐ぴし【緊緊・犇犇】🔗🔉

ぴし‐ぴし緊緊・犇犇】 ①はげしく物を折る音。びしびし。 ②鞭むちなどで強く打つ音。 ③容赦なく厳しく行うさま。「―と仕込む」

大辞林の検索結果 (1)

ひし-ひし【犇犇】🔗🔉

ひし-ひし [1][2] 【犇犇】 (副) (多く「と」を伴って) (1)締め付けるように厳しく身や心に迫ってくるさま。「寒さが―と身に迫る」「老いのわびしさが―と感じられる」 (2)少しのすき間もないほど詰まるさま。また,厳しく迫るさま。「数万の兵が―と城に迫る」「乗客―と詰合ひ/浮城物語(竜渓)」「五百余騎―とくつばみをならぶる/平家 9」 (3)ぴったりと締めるさま。かたく引き結ぶさま。「茶店は皆―と真夜中の如く戸を鎖して/婦系図(鏡花)」 (4)押されたりすれあったりして物がきしむ音を表す語。みしみし。ぎしぎし。「物の足音―とふみ鳴らしつつ/源氏(夕顔)」 (5)騒がしく言い合うさま。どよめき合うさま。「―と言ひ合ひたりける/今昔 23」 (6)強く打つさま。ぴしぴし。「―ト打タルル/日葡」 (7)少しのすき間もなく寄り添うさま。ぴったり。ひしと。「―と浄衣の袖に取り付きて泣きたまふ/盛衰記 44」 (8)動作がたゆみなく次々と行われるさま。どんどん。てきぱき。「―と事定まりぬ/盛衰記 34」

広辞苑+大辞林犇犇で始まるの検索結果。