ぎょく‐だい【玉台】 ①美しい楼台。たまのうてな。 ②天帝の宮殿。 ⇒ぎょくだい‐たい【玉台体】

ぎょくだいしんえい【玉台新詠】 詩集。10巻。梁の簡文帝の命を受け、徐陵が編。漢・魏から梁に至る艶情詩（女性の艶麗な姿態を描き、男女の情愛を詠う）を集めたもの。文選と並ぶ六朝の二大詞華集。玉台新詠集。

ぎょくだい‐たい【玉台体】 「玉台新詠」の詩体。男女の愛情をうたう艶麗な詩風をいう。 ⇒ぎょく‐だい【玉台】

たま‐の‐うてな【玉の台】 ①(「玉台_{ぎょくだい}」の訓読)美しくりっぱな建物。竹取物語「むぐら這ふ下にも年は経ぬる身の何かは―をも見む」 ②地歌・箏曲の一つ。松浦検校作曲。苦界の女のやるせなさを歌う。

ぎょく-だい [0] 【玉台】 玉で飾った美しい楼台。特に，天帝の宮殿にあるとされるもの。たまのうてな。

ぎょくだいしんえい 【玉台新詠】 中国の古詩選集。一〇巻。梁(リヨウ)の簡文帝の命令で，徐陵が漢魏六朝時代の男女の情愛にかかわる艶体の詩を編集したもの。530年頃成立。梁の昭明太子の「文選(モンゼン)」とともに後世の文学に大きな影響を与えた。