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したたか【強か】【強】[2]🔗🔉

したたか【強か】【強】[2] [一] ―な/―に (一)強靭(キヨウジン)な生命力を保ち、△衰えることを知らない(困難や失敗にくじけるところがない)様子。 「生命を保つために休みなく動き続ける集中ポンプ、心臓の―な〔=たくましい〕生命力/―に〔=たくましく〕生きる帰化植物/学校は、のびやかで―で、暖かい子供本来の“いのち”をこわすことなく育ハグクむ場でありたい/―に戦中戦後を生き抜いた庶民を描いた作品/逆境にあっても、―な〔=不屈の〕精神をもって克服していくだろう/―に〔=決して諦アキラめずに〕和平への道を摸索モサクし続けた」 (二)いざという時に遺憾なく底力を発揮し、△さすが実力者だと感心させる(軽く見るととんでもないことになると恐れさせる)様子。 「勝つための戦法を組み立て、徹底してくる点で、やはりチャンピオンチームは―だった〔=他の追随を許さなかった〕/―な〔=抜かりない〕試合運びに翻弄ホンロウされる/―な〔=端倪タンゲイすべからざる〕味のラーメンを取材/甘いマスクとつやのある声だけが売り物だと思っていたが、最近は個性的な芸が光り始め、―に〔=目が離せない存在に〕なってきた/組織の発展に不可欠なのは、バランス感覚をもって―に〔=冷静に〕実務を処理する人材の存在だ/オイルショックは日本人にイスラム理解の必要性を―に〔=今更のように〕思い知らせる事件であった」 (三)どんな状況に置かれても自分を見失うことなく、利害得失を敏感に判断し、身の安全を図る様子。 「相手は―な〔=海千山千の〕実業家だから、一筋縄ではいかない/―な〔=強引な〕外交手腕を発揮して国益を守る/若いに似ず、大舞台に欠かせない―な〔=図太い〕勝負度胸を持ち合わせている」 [二](副) ―に 普通の程度にはとどまらなかったことを表わす。ひどく。 「友と過ごす最後の夜を―に酔い、新たな人生に乗り出す/雪道で転び、背中を―打って、しばらくは息もつけなかった/―に〔=大量に〕喀血カツケツし、即刻入院」 ――さ[4][0] [表記]「《健か」とも書く。

新明解 ページ 2293 での強か強単語。