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はなし【話】【話し】
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はなし【話】【話し】
[3]
(一)(A)相手に伝えようとする事柄を△声に出して言うこと(言うために出す声)。
「作業中は―をしてはいけない/うるさくて―がよく聞き取れない/ひそひそ―バナシ・立ち―バナシ・長―バナシ」
(B)相手に良く伝わるように、述べる内容・順序や声の大きさ・速さなどを考えて、伝えようとする事柄を話す△こと(技能)。
「―がうまい人/人前で―をするのは苦手だ/―上手ジヨウズ[4]・―下手ベタ[0]」
(二)話し手が伝えた事柄。
「お医者さんの―によると、手術はしなくてもよさそうだ/―がうま過ぎる〔=いいことずくめで、全面的には信用出来ない〕/―〔=(a)物事の道理・事情。(b)他人の言った言葉の真意〕が分かる人/そうなれば、また―が違う〔=全く別問題だ〕/何かうまい―〔=金もうけになること〕はないかな/早い―〔=端的に言えば〕、会社勤めがいやになったということだろう/この成績じゃ(お)―にならない〔=(a)ことさら述べる価値がない。(b)問題にならない(ほどひどい)〕/実に△つまらない(ばかげた・恐ろしい)―〔=内容の事柄〕だ/―〔=事実の裏付けのない、作り事〕として聞く分にはおもしろい/一つ―バナシ・自慢―バナシ」
(三)双方が話し合う対象となる事柄。
「彼とは―が合う〔=共通の話題に事欠かず、楽しく会話を進めることが出来る〕/その―〔=件〕は終わりにして、―〔=話題〕を変えよう/―変わって〔=さて、局面は一変して〕元禄ゲンロクの世になる/ちょっと君に―〔=(a)伝えたいこと。(b)相談〕がある」
(四)双方が懸案の事柄について話し合い、△結論を出す(問題を解決する)こと。また、その結論。
「―が△つく(まとまる)/―を△決める(つける)/―〔=交渉〕を△進める(詰める)/それでは―が違う〔=最初の約束に反する〕/―〔=相手の提案・勧誘〕に乗る/いやだと言うなら―は別だ〔=話し合ってもむだだ〕が/結婚―バナシ・別れ―バナシ」
(五)多くの人の間で興味本意の話題とされる事柄。うわさ。
「もっぱら…という―だ/社内では彼の―で持ち切りだ」
(六)人に△語って聞かせる(書いて読ませる)ための作り事。作り話。〔狭義では、落語を指す〕
「長い長い―/一口―バナシ・昔―バナシ・お伽―トギバナシ・三題―バナシ」
[表記](六)は「〈噺・〈咄」とも書く。

新明解 ページ 4404 での【話話し】単語。