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おこす【起こす】【起す】[2]:[2]🔗🔉

おこす【起こす】【起す】[2]:[2] (他五) (一)〈なにヲ―〉 △横になった(倒れた)状態のものを立てる。 「からだを―」 (二)〈だれヲ―〉 目を覚ますようにさせる。 「朝早く―/寝入りばなを起こされる/寝た子を―〔= 寝る〕」 (三)〈(どこニ)なにヲ―〉 自然の営みや、人間の不注意・欲望過大などが原因となって、社会に不都合な事態を生じさせる。 「△爆発(混乱・騒ぎ)を―」 (四)〈(どこニ)なにヲ―〉 従来の秩序に なんらかの変化を与える状況を もたらす。 「△問題(ブーム・波紋)を―」 (五)〈なにヲ―〉 個人が、△ある心理的(生理的)状態を呈する。 「やる気を―/△消化不良(貧血)を―」 (六)〈なにヲ―〉 下を向いている△顔(表面)を、正面に向かせる。 「札を―/面オモテを―〔=顔を上げて、△正面(相手)を きっと見る〕」 (七)〈どこ・なにヲ―〉 掘り返すなどして、中の物を外に出すようにする。 「畑〔=畑の土〕を―/岩を―〔=土中に隠れたりしている岩を掘り出して、動かす〕/コンクリートの蓋フタを―〔=持ち上げる〕」 (八)〈なにヲ―〉 今まで無かったものを新しく生じさせる。 「伝票を―〔=新たに書く〕/事業を―〔=始める〕/筆を―〔=書き始める〕/電気を―〔=発生させる〕/腹痛を―〔=腹が痛くなる〕」 (九)〈なにヲ―〉 文字化する。 「速記を―/テープから起こした原稿」 (十)〈なにヲ―〉 △衰えて(静まって)いたものを、勢いの有る状態にする。 「国を―〔=盛んにする〕」 (十一)〈なにヲ―〉 炭などを、煮炊きや暖を取るのに適した状態にする。 「火を―/消し炭を―」 [表記](八)は「《発す」、(十)は「興す」、(十一)は「〈熾す」とも書く。

新明解 ページ 668 での起こす起す単語。