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あし【足】
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あし【足】
[2]
(一)人やサルなどの動物の胴体下部から左右に分かれ伸びている部分で〔その付け根は股モモ〕、からだを支える外に、歩いたり 走ったり 飛んだり 跳ねたり 蹴(ケ)ったり する用を果たす、重要な部位。〔狭義では、すねに対して直角に曲がる足首から先の地面を踏みしめる部分を指す。「足の甲」「足の裏」「足を踏み抜く」「足に慣れた靴」「足の指」の足は狭義〕〔一歩踏み出した距離を単位として算カゾえる時にも用いられる。ただし、多く使うのは「三ミ足」「四ヨ足」くらいまでで、それ以上には余り用いない。例、「一ヒト―お先へ」
歩ホ〕
「転んで―の骨を折る/―が地に着いた〔=着実で、けれんみや はったりが無い〕/―の踏み場も無い〔=乱雑に散らかっていて足を踏み入れる余地が無い〕/―を入れる〔=その場に入り込む〕/―を滑らせる/―を取られる〔=(a)道が ぬかるんでいたり 酒を飲み過ぎたり などして、うまく歩けない。 (b)何かで自由な行動が妨げられる〕/―に任せて〔=気の向くままに〕歩く/―を踏み込む/…へ―を運ぶ」
(二)台を支える部分。
「机の―/垂線の―〔=幾何学で、△直線(平面)外の一点から その△直線(平面)におろした垂線と、その△直線(平面)の交点〕/猫―・蝶チヨウ―」
(三)歩くこと。
「―〔=(a)歩き方。走り方。 (b)食べ物の腐りぐあい。 (c)商品の売れ行き〕が速い/―に自信が有る/―の続く限り歩く/秋の午後は、日の―〔=移り行く速さ〕がめっぽう速い/―を止める〔=しばらく立ち止まる〕」
(四)出かけ(て来)ること。
「―が遠のく〔=しばらく来なくなる〕/その―で〔=出かけたついでに〕/―を奪われる〔=ストなどで交通機関が止まる〕/―の便〔=利用出来る交通手段〕が悪い」
(五)〔こねた時の粉や もちの〕粘り。こし。
「―が△強い(弱い)」
(六)旅費。
「あご―つきで契約する」
〔(六)は俗用〕
[表記](一)(二)(三)の一部は、「脚」とも書く。
[かぞえ方](一)は一本


新明解 ページ 75 での【足】単語。