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なごり【名残】[3][0]🔗🔉

なごり【名残】[3][0] 〔前項と同原〕 (一)その事が終わったあとに、まだそれを思わせる物が残っていること。 「台風の―をとどめる/―なく〔=すっかり〕晴れた青空」 (二)別れようとして、そのまま別れるに忍びない気持。 「―が尽きない/―の〔=別れを惜しむ。最後の〕会」 (三)別れたあとも、その人の残した強い印象が忘れられないこと。 「―の夢」 (四)連歌(レンガ)の懐紙で、最後の折の称。第四折。 [表記]→付表「名残」

なごりおしい【名残惜しい】ナゴリヲシイ[5]:[5]🔗🔉

なごりおしい【名残惜しい】ナゴリヲシイ[5]:[5] (形) このまま別れるのがつらい。 「お―[6]:[6]」 ――さ[4]――げ[0][5][6]――が・る[6]:[6]

なごりきょうげん【名残狂言】ナゴリキヤウゲン[4]🔗🔉

なごりきょうげん【名残狂言】ナゴリキヤウゲン[4] 役者が引退する時、または、その土地を離れる時にする最後の狂言。

なごりのつき【名残の月】[6]🔗🔉

なごりのつき【名残の月】[6] (一)夜明けの空に残る月。残月。 (二)その年の最後の名月。陰暦九月十三夜の月。

なさ【無さ】🔗🔉

なさ【無さ】 (造語) (…)しないこと。 「救われ―/足り―」

なさい🔗🔉

なさい 〔「なさりませ」の変化「なさいませ」の省略形〕そうするよう指示することを表わす。〔「お帰り―/お休み―」というように、あいさつの言葉としても用いられる〕 「疲れているなら早く寝―/ちょっとこちらへおいで―/読み―/帰り―」

なさけ【情け】【情】[1]🔗🔉

なさけ【情け】【情】[1] (一)〔利害・打算を離れ〕△困っている(弱い立場にある)人に同情して、援助・激励する親切心。 「―容赦も〔=人情とか遠慮が全く〕無く/―ある〔=寛大な〕処置/―を交カワす〔=男女が愛し合う〕/―にすがる/―を△かける(受ける)/失敗を厳しく追及しないのが武士の―〔=武士〕というものだ」 (二)〔雅〕〔実利を離れ〕自然の景物の趣、芸術作品の良さなどを理解する心。 「―知れらん人」 [表記]例外=「情け」

なさけはひとのためならず【情けは人の為ならず】【情は人の為ならず】🔗🔉

なさけはひとのためならず【情けは人の為ならず】【情は人の為ならず】 失意のどん底に在る人に同情の手を差し寄せるのはもちろん純粋な動機に基づく事で他意は無いが、やがて、自分が逆境に立ったときには、相手から救いの手を差しのべられることにもなるものだ。〔近時誤ってこの諺コトワザを「情けをかける事は本人自立の為に良い結果をもたらさないものだ」と解する向きが少なくないようだ〕

新明解 ページ 4037