いかれぽんち 〔「ぽんち」は関西方言「ぼんち（=坊ッチャン）」の転〕 軽薄で不まじめな男。

いか・れる （動下一） 〔「行かれる」から〕 (１)まともでなくなる。 (２)夢中になって自分を忘れる。「女に―・れる」 (３)使いものにならなくなる。「車が―・れる」 (４)相手にしてやられる。「まんまと―・れてしまった」

いかれるわかものたち【怒れる若者たち】 〔Angry Young Men〕 1950 年代，イギリスの一群の作家に与えられた名称。既成社会に対する若者たちの反発を描いた劇作家オズボーンの「怒りをこめてふり返れ」（1956）から生まれた呼称。C=ウィルソン，J=ウェイン，K=エイミスなど。

イカロス【Ikaros】 ギリシャ神話中の人物。クレタ島の迷宮ラビリンスから脱出するため父ダイダロスの作った翼をつけて飛んだとき，父の命にそむいて高く飛びすぎ，翼を固めていた蝋（ろう）が太陽の熱で溶けて海に墜死する。イカルス。

いかん【如何・奈何】 事の成り行き。その状態。次第。「理由の―を問わない」

━せん どうしようにも。残念ながら。「―時間がない」

いかん【衣冠】 平安中期以降，束帯に次ぐ正装。文官・武官共に用いた。

いかん【位官】 位と官職。官位。

いかん【医官】 医務を担当する官吏。

いかん【尉官】 軍人の階級のうち，大尉・中尉・少尉の総称。自衛隊では一尉・二尉・三尉をいう。

いかん【異観】 (１)珍しい景色。奇観。 (２)変わった情景。

いかん【移管】 管理・管轄の権限を他に渡すこと。

いかん【移監】 囚人を別の監獄へ移すこと。

いかん【偉観】 すばらしい眺め。

いかん【遺憾】 思っているようにならなくて残念なこと。「―の意を表す」

━無く 心残りのないよう十分に。

いがん【依願】 本人からの願いによること。「―退職」

いがん【胃癌】 胃の上皮から発生する悪性腫瘍。初期には症状がないが，次第に胃部の痛み・膨満感，はきけ・食欲不振・胸やけなど不定の胃症状が自覚され，吐く物や便に血液が混じることがある。