ぼくとうきだん【東綺譚】 小説。永井荷風作。1937 年（昭和 12）「朝日新聞」連載。玉の井の私娼街を舞台に，孤独な作家と娼婦お雪の淡い交流と，滅びゆく江戸の風俗，風景を描く荷風の代表作。

ほくとしちせい【北斗七星】 大熊座の 7 個の星。北天に斗（ひしやく）状をなして連なるのでこの名がある。古来時刻の測定や航海の指針とした。北斗星。

ぼくとつ【朴訥・木訥】 かざりけがなく実直で口下手なこと。

ぼくとつぜんう【冒頓単于】 （？-前 174） 匈奴（きようど）の第 2 代君主（在位前，209-前 174）。東胡・月氏を破り，全モンゴルを統一。漢の高祖劉邦と講和，公主を妃とし歳貢を約させた。

ぼくねんじん【朴念仁】 (１)無口で無愛想な人。 (２)ものわかりの悪い人。

ほくばく【北爆】 アメリカがトンキン湾事件を口実に，1965 年 2 月以降北ベトナムに対して行なった連続的な爆撃。ベトナム戦争に対するアメリカの本格的介入の第一歩となった。

ほくばつ【北伐】 中国国民革命軍が華北の軍閥政府を倒した戦争。1926 年蒋介石を総司令として広東から北上，武漢・南京両政府の対立により中絶したが，28 年張作霖を追って北京を占領，中国を統一した。

ほくぶ【北部】 北の方の部分・地域。

ほくふう【北風】 北から吹く風。

ほくべい【北米】 北アメリカのこと。

ほくべいじゆうぼうえききょうてい【北米自由貿易協定】 〔North American Free Trade Agreement〕⇒ナフタ（NAFTA）

ほくべいプレート【北米プレート】 北アメリカとその周辺部を載せるプレート。東北日本までがこれに含まれ，日本海東縁部でユーラシア-プレートと接しているといわれる。

ほくへん【北辺】 北のあたり。

ほくほくせい【北北西】 北と北西との中間の方角。