みなとがわのたたかい【湊川の戦い】 建武政府の崩壊と足利幕府の成立を決定させた合戦。1336 年 5 月，九州から東上した足利尊氏兄弟の大軍を新田義貞・楠木正成の朝廷軍が摂津兵庫浜の湊川付近に迎え撃ったが，新田勢は敗走し，楠木正成は奮戦のすえ自殺。

みなとまち【港町】 港が中心となって交通や商業活動が行われている町。

みなとみらいにじゅういち【みなとみらい 21】 横浜市が推進している臨海部を中心にした都市総合整備計画。186 ヘクタールの土地に就業人口 19 万人，居住人口 1 万人を予定し 1983 年（昭和 58）に着工。

みなぬか【三七日】 人の死後 21 日目。また，その日の法事。みなのか。

みなの【皆野】 埼玉県西部，秩父郡の町。秩父盆地の入り口にあたる。かつては秩父銘仙の産地。

みなのしゅう【皆の衆】 みなさんがた。

みなべ【南部】 和歌山県南西部，日高郡の町。太平洋に面する。南部梅林がある。千里浜はウミガメの産卵地。

みなまた【水俣】 熊本県南西端，八代海（やつしろかい）に臨む市。窒素・硫安肥料工業が盛ん。徳富蘇峰・蘆花の生地。

みなまたびょう【水俣病】 有機水銀中毒による慢性の神経疾患。しびれ・運動障害・言語障害・難聴・四肢麻痺などの症状を示し，胎児にも発現し，重症者は死亡する。チッソ水俣工場の廃液中の有機水銀によって汚染された魚介類の摂食により，1953 年（昭和 28）頃から，熊本県水俣湾周辺に集団的に発生。68 年に公害病と認定された。新潟県阿賀野川流域でも同じ病気が発生（第二水俣病）。

みなみ【南】 方角の一。日の出に向かって右の方角。十二支を配するときは午（うま）の方位。みんなみ。

みなみ【南】 大阪市中央部，船場（せんば）・島之内の問屋街の南にあたり，道頓堀・宗右衛門町（そうえもんちよう）・千日前・難波（なんば）新地・心斎橋筋・戎橋（えびすばし）筋などを含む地域の総称。キタとともに大阪の二大盛り場をなす。