よみて【読み手】 (１)読む役目の人。声を出して読み上げる係の人。 (２)特に歌ガルタで，読み札を読み上げる人。

よみで【読み出】 分量が多く，読みごたえのあること。「―のある本」

よみと・る【読み取る】 （動五） (１)読んで内容を理解する。 (２)外観から内面を推し量る。「真意を―・る」

よみなが・す【読み流す】 （動五） (１)細かな所までは注意せず，おおざっぱに読む。 (２)文章をすらすらと読む。

よみのくに【黄泉の国】 黄泉。

よみびと【詠み人】 歌・詩などを作った人。作者。

よみびとしらず【詠み人知らず】 歌の撰集で，作者が不明または明らかに示しにくい場合に記載する語。

よみふけ・る【読み耽る】 （動五） 夢中になって読む。

よみふだ【読み札】 歌ガルタで，読む方の札。⇔取り札

よみほん【読本】 江戸後期の小説の一種。絵が少なく，読むことを主とした本。史実を素材にした伝奇的傾向の強い作品が多く，勧善懲悪・因果応報思想などを軸として雅俗折衷的な文体で記された。都賀庭鐘・上田秋成・山東京伝・曲亭馬琴などが著名で，「雨月物語」「南総里見八犬伝」などが代表的。

よみもの【読み物】 (１)気軽に読めるもの。 (２)読む価値のあるもの。

よ・む【読む】 （動五） (１)文字や文を見て，それを声に出して言う。「経書を―・む」 (２)文字・文章などを見て，その意味を理解する。「新聞を―・む」 (３)図形・グラフや，記号の連続などの意味することを判断し理解する。「心電図を―・む」 (４)他人の心や将来のことを推測する。「相手の心を―・む」 (５)囲碁・将棋で，手順を考える。 (６)講談やなにわ節を演ずる。

よ・む【詠む】 （動五） 和歌・俳句などを作る。「一首―・む」

よめ【嫁】 (１)息子の妻。 (２)結婚する相手の女性。⇔婿 「―を迎える」

よめ【夜目】 夜，暗い中で見ること。「―がきく」