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わた・す【渡す】🔗🔉

わた・す【渡す】 (動五) (1)水の上を,船・人手などによって対岸へ移す。 (2)離れた二点に,物をまたがらせて,つなぐ。「ロープを―・す」 (3)人・物を別の人の手に移す。「バトンを―・す」 (4)他の人の所有物とする。「人手に―・す」 (5)通りなどを進んで行かせる。「みこしを―・す」 (6)その動作が全体に及ぶようにする意を表す。「見―・す」

わたすげ【綿菅】🔗🔉

わたすげ【綿菅】 カヤツリグサ科の多年草。深山の湿原に群生。初夏,高さ約 40cm の花茎の先に花穂をつける。白色の綿ボールのような果実を結ぶ。スズメノケヤリ。

わだせい【和田清】🔗🔉

わだせい【和田清】 (1890-1963) 東洋史学者。神奈川県生まれ。東大教授。満蒙・清朝史専攻。著「内蒙古諸部落の起源」など。

わたせしょうざぶろう【渡瀬庄三郎】🔗🔉

わたせしょうざぶろう【渡瀬庄三郎】 (1862-1929) 動物学者。江戸の人。節足動物の視覚器の比較形態学に業績を残し,発光生物の研究にも力を注いだ。一方,生物地理学の発展に尽力し,吐蝎喇(とから)海峡の生物地理学的境界線である渡瀬線にその名を残す。

わたせせん【渡瀬線】🔗🔉

わたせせん【渡瀬線】 日本列島南部における動物分布の境界線。屋久島・種子島と奄美諸島との間に東西に引かれた線で,哺乳類・爬虫類・両生類・昆虫などに分布の境界が見られる。陸上の温帯植物の多くも,ここを分布の南限とする。1912 年(大正 1)動物学者渡瀬庄三郎が確認。

わだそう【和田草】🔗🔉

わだそう【和田草】 ナデシコ科の多年草。山中に生える。根は紡錘形に肥厚。高さ約 15cm。葉は狭卵形で対生し,春,径約 2cm の白色の五弁花を開く。ヨツバハコベ。

わだち【轍】🔗🔉

わだち【轍】 (1)車が通ったあとに残る車輪のあと。 (2)俗に,車輪。

わだちきよお【和達清夫】🔗🔉

わだちきよお【和達清夫】 (1902-1995) 地球物理学者。名古屋生まれ。東京帝大卒。初代気象庁長官・埼玉大学学長。地震が 300km 以上の深所でも発生し,それらの深発地震が海溝から陸側へ下向きに傾いた面上に分布していることを示した。

わだちベニオフめん【和達ベニオフ面】🔗🔉

わだちベニオフめん【和達ベニオフ面】 海溝側から大陸側に向かって深くなる深発地震面。和達清夫とベニオフ(H. Benioff,1899-1968)が発見。

新辞林 ページ 8807