エクメネ【(ド) kumene】 人類が常に居住し，活動している地域（空間）。全陸地の 90％に及ぶ。⇔アネクメネ

エグモント【Egmont】 ネーデルランド独立運動の指導者エグモントを描いたゲーテの戯曲に，ベートーベンが作曲した付随音楽。有名な序曲をふくむ 10 曲からなる。1810 年完成。

えグラフ【絵グラフ】 数量を示すのに，棒や折れ線などでなく，絵で示したグラフ。

エクラン【(フ) cran】 (１)映写幕。スクリーン。 (２)映画。

えぐりだ・す【抉り出す】 （動五） えぐって取り出す。また，物事の真相をあからさまにする。「事件の真相を―・す」

エクリチュール【(フ) criture】 書くこと。広義では，線・文字・図を書くこと，狭義では書かれたもの（特に文字言語）をさす。フランスの哲学者デリダにより，西欧の音声（ロゴス）中心主義を批判するのに用いられた語。

エクリュ【(フ) cru】 わずかに黄色みを帯びた白。未晒（みさら）しの麻の色。

エクリンせん【エクリン腺】 汗腺の一。ほぼ全身の皮膚に分布。気温や体内熱が上昇した際，汗を分泌して体温調節を行う。小汗腺。→汗腺

えぐ・る【抉る】 （動五） (１)刃物などをつきさしぐるりとまわして穴をあける。 (２)人の心に激しい苦痛・動揺などを与える。「胸を―・るような話」 (３)鋭く物事を追及する。「現代の世相を―・る」

エクルビス【(フ) crevisse】 ⇒ザリガニ

エクレア【(フ) clair】 洋菓子の一種。細長いシュークリームの上面にチョコレートを塗ったもの。エクレール。

エクレクティシズム【eclecticism】 ⇒折衷主義（せつちゆうしゆぎ）

エクレシア【(ギ) ekklsia】 〔エクレジアとも〕 (１)（古代諸州，特にアテネの）人民会議。 (２)キリスト教の，教会。教会堂。→エケレジヤ