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しゃじつ‐しゅぎ【写実主義】🔗🔉

しゃじつ‐しゅぎ【写実主義】 社会の現実および事物の実際をありのまま描写しようとする芸術上の立場。ヨーロッパでは一九世紀後半、ロマン主義に対立して起こった。バルザックやフローベールの小説、クールベの絵画など。わが国では近世の井原西鶴、式亭三馬、為永春水などの文学にもそのような特徴はみられるが、特にヨーロッパの写実主義の影響は明治二〇年代に顕著であり、坪内逍遥、二葉亭四迷、尾崎紅葉、樋口一葉などの小説にみられる。

日国 ページ 10052 での写実主義単語。