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せいりょう‐でん【清涼殿】(セイリャウ‥)🔗🔉

せいりょう‐でん【清涼殿】(セイリャウ‥) 平安京内裏の殿舎の一つ。平安中期から室町末期まで天皇の日常の御殿で、里内裏にもこれを模した御殿があった。紫宸殿の西北にあり、単層入母屋造、東を正面とする。東面では、四方拝、小朝拝、叙位、除目(じもく)、御前の評定などの儀式や政務、また、御遊なども行われた。身舎(もや)は南北九間、東西二間で、四方に庇(ひさし)がある。身舎の南五間を昼御座(ひのおまし)と称し、御帳台(みちょうだい)、大床子(だいしょうじ)を置く。その北には夜御殿(よるのおとど)、萩(はぎ)の戸、藤壺上御局(ふじつぼのうえのみつぼね)がある。東庇には弘徽殿上御局(こきでんのうえのみつぼね)、二間(ふたま)、昼御座、石灰壇(いしばいだん)があり、その前に孫庇(まごびさし)がのびる。西庇には御湯殿の上、御手水間(おちょうずのま)、朝餉間(あさがれいのま)、台盤所(だいはんどころ)、鬼の間があり、南庇は殿上間(てんじょうのま)となる。中殿。本殿。御殿。せいろうでん。清涼。

日国 ページ 11756 での清涼殿セイリャウ‥単語。