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そう【然う】(さう)🔗⭐🔉
そう【然う】(さう)
〔副〕(「さ(然)」の変化)
1 (前の語・文脈などを受けて)そのように。そのようで。*虎明本狂言・鍋八撥「身共はあきんどじゃ。そういふてしかとたつまひか」
2 (連用修飾語として用いる時、その被修飾語を省略してその意味を含める。たとえば「そう多くは」「そう安くは」の「多く」「安く」などが省略される形)そのように…の状態。「そうは問屋がおろさない」*談・根無草‐三「『五文にまけろ』〈略〉『半分殻(から)でもそふは売らない』」
3 何かを思い出したり、相手のことばに応答したりする時に感動詞のように用いる。「そう」の指示内容は必ずしも明確に文面に表れない。*伎・幼稚子敵討‐六「『それ、見やしゃったかの〈略〉』『イヤイヤ、さふじゃさふじゃ』」
〔感動〕
1 相手のことばに対する肯定や問い返し、または半信半疑の気持、感動などを表す。*名語記‐四「詞の返答に、しか也と云心をそうといへり」
2 すぐ前に述べた自分のことばを確かめたりそれから思いついたりする気持ではさむ。


日国 ページ 12144 での【然うさう】単語。