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たち‐おく・れる【立ち後れる・立ち遅れる】🔗🔉

たち‐おく・れる【立ち後れる・立ち遅れる】 〔自ラ下一〕たちおく・る〔自ラ下二〕 1 他の人よりおくれる。また、時期などがおそくなる。*源氏‐藤裏葉「この花のひとりたちをくれて、夏に咲きかかるほどなむ」 2 才や程度が他より劣る。ひけをとる。*源氏‐帚木「学問をも遊びをも、もろともにして、をさをさたちをくれず」 3 死におくれる。人に先立たれる。*浜松中納言‐四「片時離れきこえずならひぬるをたちをくれてはあるべき心ちもし給はず」 4 物事の着手、進歩発展などが標準とすべきものよりもおくれている。「福祉政策がたちおくれている」 1 立つのが人よりもおくれる。立ち上がるのがおそくなる。 2 出発がおくれる。*更級「国にたちをくれたる人々待つとてそこに日を暮しつ」 3 (「たち」は新しい季節などが来るの意)その季節の来るのがおくれる。*山家集‐上「たちおくれたる春や越ゆらん」 4 (「たち」はのぼり立つの意)霧や霞、また煙などがおくれてのぼり立つ。*栄花‐根合「たちおくれたる春の霞を」

日国 ページ 12939 での立ち後れる単語。