複数辞典一括検索+
たち‐かか・る【立ち掛かる】🔗⭐🔉
たち‐かか・る【立ち掛かる】
〔自ラ五(四)〕
1 まさに立ち上がろうとする。*宇治拾遺‐一一・八「うつぶしに倒れたりけるを、ちがひてたちかかりて」
2 立ち向かう。かかってゆく。*太平記‐一五「鐘木を大きに拵へて、二三十人立懸りて、破れよとぞ撞たりける」
3 立ち上がってもたれる。立ってよりかかる。*俳・猿蓑‐五「立かかり屏風を倒す女子共」
4 先を争う。*浮・日本永代蔵‐四「野も山もみな銭掛松かと思はれ立かかりて拾へば」
5 (歌舞伎脚本のト書用語)立っている、また、何かに向かって立とうとする、力を加えようとするなどの意に用いる。*伎・時桔梗出世請状‐序幕「蘭丸、立ちかかって、『武智光秀、上意なるぞ』ト鉄扇にて打つ」
日国 ページ 12941 での【立ち掛かる】単語。