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とも‐え【巴・鞆絵】(‥ヱ)🔗🔉

とも‐え【巴・鞆絵】(‥ヱ) (弓具の鞆(とも)の形に似るところからという。一説に、鞆に描いた模様の意ともいうが疑問) 1 尾を長く引いた曲線の円頭を大きく表現した文様の名称。俗に波頭(なみがしら)を図案化したという。尾の曲線の方向によって左巴、右巴があり、円頭の組み合わせによって二つ巴、三つ巴がある。ともえの丸。ともえ波。 2 まるく一方に回る様子をたとえていう語。*浄・松風村雨束帯鑑‐竜神風流「ともゑにまはれば、ともゑにをっかけ」 3 紋所の名。1を図案化したもの。その数によって一つ巴、二つ巴、三つ巴の別があり、その形が左巻きか右巻きかによって左巴、右巴の別がある。右三つ巴、釣巴、抜け巴、板倉巴など種々ある。 4 三者が、入り組んだ状態になること。 「ともえごぜん(巴御前)」のこと。 能楽の曲名。二番目物。各流。作者未詳。巴御前の亡霊が、木曾の僧に義仲の最期のさまを語る。「平家物語」「源平盛衰記」に材をとり、女修羅物としては唯一のもの。 ●巴の丸(まる) =ともえ(巴)1

日国 ページ 14972 での巴‥ヱ単語。