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のう‐がく【能楽】🔗⭐🔉
のう‐がく【能楽】
日本の芸能の一つ。南北朝時代から室町時代にかけて、雑芸であった猿楽から、歌舞中心の楽劇が発達して「猿楽の能」と呼ばれ、足利義満の時、観阿弥、世阿弥らによって芸能として完成した。謡をうたいながら、囃子(はやし)に合わせて演じるシテ(主役)中心の舞楽で、多くは仮面をつけ、きわめて様式化した芸能。単に「能」とも称し、「能楽」の呼称は明治以後に用いられた。また、広義には、狂言を含めることもある。現在、観世・宝生・金春・金剛・喜多のシテ方五流のほか、ワキ方三流(下懸宝生・高安・福王)、狂言方二流(大蔵・和泉)、囃子方一四流(笛方三流、小鼓方四流、大鼓方五流、太鼓方二流)がある。
日国 ページ 15932 での【能楽】単語。