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●色と欲との二筋道(ふたすじみち)🔗⭐🔉
●色と欲との二筋道(ふたすじみち)
女の容色と財産の両方を手に入れようと、二またかけて、女を誘惑すること。
●色無(な)き風(かぜ)
秋風。「古今六帖‐天」の「吹き来れば身にもしみける秋風を色なきものと思ひけるかな<紀友則>」の歌による。中国の五行思想で白を秋に配し秋風を素風といったのを、日本の歌語に直し、はなやかな情感をもたない風の意に用いたもの。《季・秋》
●色に=出(い)ず[=出(ず)・出(で)る]
1 心の中に思っていることや感情が、顔色やそぶりに現われる。特に、恋心が、おもてに現われる。*拾遺‐六二二「忍ぶれど色にいでにけりわが恋は」
2 色づく。色彩に現われる。
●色に=出(い)だす[=出(だ)す]
心の中に思っていることを顔色やそぶりに表わす。
●色に耽(ふけ)る
肉体的な楽しみに夢中になる。女色などにおぼれる。
●色の粉(こ)
「きなこ」をいう女房詞。
●色の白いは=七難[=十難]隠す
色白の女性は、少しぐらい醜い点があっても、目立たない。
●色の丸(まる)
「小豆」をいう女房詞。
●色の水(みず)
「味噌汁」をいう女房詞。
●色の物(もの)
1 にび色のもの。喪服。
2 醤油の異称。
●色は=思案[=心・思い]の外(ほか)
恋愛は常識で判断できない。情事はとかく分別を越えやすい。恋は思案の外。
●色深(ふか)し
(「いろぶかし」とも)
1 色が濃い。色が濃く美しい。
2 容色、容貌が美しい。*新撰字鏡「艶以呂布加志又美也」
3 愛情が深い。志が深い。
4 色気が多い。また、色欲が強い。
●色=許さる[=許(ゆ)る]
1 束帯の袍(ほう)以下の装束で、公卿所用の色目(いろめ)、地質、文様の使用を許される。
2 女房装束の唐衣(からぎぬ)以下の地質の色目に、赤色、青色の使用を許される。
●色を失(うしな)う
1 ものの色がなくなる。色が見えなくなる。
2 驚き恐れて顔色が青くなる。意外な事態にどうしてよいかわからなくなる。
3 蹴鞠(けまり)で、蹴上げたまりが風に流される。
●色を=売(う)る[=鬻(ひさ)ぐ]
身体を売る。売春をする。
●色を易(か)え=品[=様(さま)・篇(へん)]を易う
さまざまに手を尽くす。さまざまに手段を講じる。手をかえ品をかえる。*高野山文書‐観応二年二月一三日「百姓等、若令
違
背諸衆事書之旨
、或易
色易
篇而構
公事
難渋」
●色を変(か)える
1 怒り、不安、喜びなどのために顔色を変える。
2 =いろ(色)を易え品を易う
●色を損(そん)ず
不機嫌な顔色になる。機嫌を損じて顔色を変える。
●色を=正(ただ)しゅうす[=正(ただ)す]
様子をきちんと正しくする。顔つきを真剣にする。
●色を作(つく)る
1 化粧をする。顔作りをする。
2 髪や服装にこり、おしゃれをする。しな(科)をつくる。
3 情人を持つ。
●色を付(つ)ける
物事の扱いで相手に温情を示す。多少の祝儀を出す、値を引く、景品を付けるなどにいう。
●色を取(と)る
1 いろどる。彩色する。
2 色を失わせる。顔色を青ざめさせる。
●色を直(なお)す
1 元気をとり戻して顔色がなおる。元気を回復する。
2 激していた顔色をやわらげる。怒りがとける。
●色を作(な)す
顔色を変えて怒る。
●色を変(へん)ず
=いろ(色)を変える1
●色を見て灰汁(あく)をさす
(染色で灰汁を加えるには、色の工合を見てその加減をするところから)むやみに事を行なわないで、時と場合に応じて適当な手段をとることのたとえ。
●色を結(むす)ぶ
怒りの表情をあらわす。気色ばむ。
い‐ろ【井路】(ゐ‥)
用水を導く溝。水路。







日国 ページ 1633 での【ふたすじみち】単語。