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はん‐の‐き【榛の木】🔗🔉

はん‐の‐き【榛の木】 (「はりのき」の変化)カバノキ科の落葉高木。各地の山野の湿った所に生え、水田の畔に植えて稲掛け用としたり、護岸用に川岸に植えたりする。高さ一五メートル、径六〇センチメートルに達する。葉は有柄で長さ五〜一三センチメートルの長楕円形。縁に細鋸歯がある。雌雄同株。早春、葉に先だって開花する。雄花穂は黒褐色の円柱形で尾状に垂れ、雌花穂は楕円形で紅紫色を帯び雄花穂の下部につく。果実は小さな松かさ状。樹皮、果実を古くは染料に用いた。材は薪炭・建築・器具用。表記に用いる榛は、ハシバミの漢名。漢名に当てる赤楊は正しくない。

日国 ページ 16754 での榛の木単語。