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うかが・う【窺う・伺う】(うかがふ)🔗⭐🔉
うかが・う【窺う・伺う】(うかがふ)
〔他ワ五(ハ四)〕
(窺)(古くは「うかかう」)
1 物のすきまなどから、そっと様子をのぞき見る。また、それとなく様子をさぐる。「顔色を窺う」*書紀‐崇神一〇年九月・歌謡「大き戸より于介伽卑(ウカカヒ)て殺さむと」*源氏‐夕顔「あか月の道をうかがはせ、御ありか見せんと尋ぬれど」
2 ひそかによい機会の来るのを待つ。*宇津保‐俊蔭「もののふのねしづまるをうかがひて」*枕‐三「かゆの木ひきかくして、家の御達(ごたち)・女房などのうかがふを」
3 調べ求める。調べ捜す。*守護国界主陀羅尼経巻八平安初期点「其の是非を窺(ウカカヒ)て」
4 物事の一端を知る。いちおう様子を見る。*徒然草‐一二二「弓射(ゆみい)・馬に乗ること、六芸に出せり。必ずこれをうかがふべし」*浮・好色万金丹‐二「命門の脈をうかがひ」
(伺)
1 「問う」「聞く」の謙譲語で、その動作の相手を敬っていう。
神仏や目上の人などに指図、意見などを仰ぐ。うかがいをたてる。*平家‐五「院宣うかがはうに一日が逗留ぞあらんずる」
目上の人に対して質問する。お尋ねする。特に健康や安否などを尋ねる。*ロドリゲス日本大文典「ゴキショクヲvcago(ウカガウ)。キゲンヲvcago(ウカガウ)」
目上の人の話や歌などを聞く。聞かせていただく。*人情・花筐‐三「お琴がとんだお上手ださうでございますが、竟(つひ)に私は伺ひません」
2 「訪問する」の謙譲語で、相手を敬っていう。お訪ねする。「明日お伺いします」
3 相手にとっていやなものを与える。お見舞いする。*曾我物語‐一〇「君を一太刀うかがひ奉て」
4 (
1
から転じて)寄席などで客に話をする。さらに転じて、一般に、あることについて大勢に説明する。「一席伺う」







日国 ページ 1811 での【窺ううかがふ】単語。