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ま‐こと【真・実・誠】🔗🔉

ま‐こと【真・実・誠】 (ことば、事柄などの意を表す「こと(言・事)」に、接頭語「ま(真)」の付いたもの) 1 うそや偽りでないこと。本当であること。本物であること。真実。真理。事実。本質。*万葉‐三三八四「麻許登(マコト)かもわれに寄すといふ真間の手児奈を」 2 人に対して誠実で欺かないこと。偽りのない心。まごころ。真情。誠意。「誠をつくす」 3 文学や芸術に現れる真情、真実み。真実の感動。*古今‐仮名序「僧正遍昭は、歌のさまはえたれども、まことすくなし」 〔副〕間違いなくその状態であることを強調する語。じつに。本当に。実際。*万葉‐四三四八「母を別れて麻許等(マコト)われ旅のかりほに安く寝むかも」 〔感動〕話題を転じるときや、話の途中でひょいと思い当たったことを言い出したりする時、念を押す気持を込めて用いる語。ほんにまあ。たしかそう。そうそう。まことに。*狭衣‐四「まこと、人知れず心一つに思給へあまること侍れ」 ●真の花(はな) 能楽で、鍛錬と工夫とを経て得た真実の芸のおもしろさ。 ●真の人(ひと) 1 真理を悟った人。神妙の域に達した人。真人(しんじん)。 2 化人(けにん)に対して、実在の人間。 ●真の道(みち) 1 真理の道。仏の道。仏道。 2 本来あるべき道。守るべき道。 ●真や 「まこと(真)」を強めたいい方。*多武峰少将「まことや、誰に問はましとか、住み給人にこそ問ひきこえめ」

日国 ページ 18531 での単語。