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もち‐づき【望月】🔗🔉

もち‐づき【望月】 1 陰暦十五夜の月。満月。 2 特に、陰暦八月一五日の夜の月。《季・秋》 能楽の曲名。四番目物。各流。作者不詳。信濃国の安田庄司友治が望月秋長に討たれて後、家臣の小沢刑部友房が近江国守山で宿屋の亭主となっているところへ友治の妻と子が来て、友房と再会する。たまたま望月も同じ宿に泊まり合わせたので、友房は獅子を舞い、友治の妻子とともに仇を討つ。 (陰暦八月の望月の夜、産馬を天皇に献上したことに由来する)長野県東部、北佐久郡の地名。千曲川支流の鹿曲(かくま)川に沿い、江戸時代は中山道八幡と芦田の間の宿駅として発達。平安以降、牧が置かれていた。 ●望月の駒(こま) 中古以降、毎年陰暦八月の望月の頃に、諸国から献上した馬。→駒牽(こまひき)。《季・秋》 ●望月の牧(まき) 平安以降に、長野県北佐久郡望月町に置かれていた勅旨牧。

日国 ページ 19509 での望月単語。