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やり【槍・鎗・鑓】🔗🔉

やり【槍・鎗・鑓】 1 まっすぐな剣を長柄の先端につけて遠方へ突きやる武器。手元からしごき出し、突き刺すのに用いる。鎌倉末期からもっぱら戦場に用い、室町末期には単に道具と称して最もこれを重んじた。身などの形によって素槍・鎌槍・十文字槍・鉤(かぎ)槍・管槍・手槍などの種類がある。また、その代用に竹槍・木槍などがある。 2 槍術。 3 陸上競技の槍投げに用いる用具。また、槍投げのこと。 4 将棋で、香車(きょうしゃ)の俗称。 5 演芸の拙いのを罵倒すること。横槍を入れること。 6 「やりがんな(槍鉋)」の略。 7 「こめさし(米差)」の異称。 8 陰茎の異称。 ●槍が降(ふ)っても どんな障害や困難があろうとも。また、風雨をいとわないことにいう。火が降っても槍が降っても。 ●槍を出(だ)す 1 突き出す。また、文句をつける。横槍を入れる。 2 能楽で、誤って先にうたい出し、地謡が揃わなくなる。

日国 ページ 19901 での単語。