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わざ‐と【態と】🔗⭐🔉
わざ‐と【態と】
〔副〕(「わざ(業)2」から)
1 こうしようという、ある意図や意識をもって事を行うさま。現在では、そうしなくてもいいのにしいてするさまにいう場合が多い。わざわざ。意識的に。「わざと負ける」*後撰‐六一四「わざとにはあらで、時々物いひふれ侍ける女の」
2 状態がきわだつさま。格別に目立つさま。とりわけ。特に。*蜻蛉‐中「心地いとあしうおぼえて、わざといと苦しければ」
3 正式であるさま。本格的に。*源氏‐桐壺「わざとの御学問はさる物にて」
4 事新しく行うさま。あらためて。*枕‐八「わざと消息し、よびいづべきことにはあらぬや」
5 ほんの形ばかりであるさま。ほんのちょっと。少しばかり。わざっと。*滑・七偏人‐初「羊羹と香煎、わざとお年玉のしるし」
日国 ページ 20940 での【態と】単語。