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●鏡の松(まつ)🔗🔉

●鏡の松(まつ) 能舞台の鏡板(かがみいた)に描かれた老松の絵。中世、猿楽の頃の奈良春日神社の影向(ようごう)の松をかたどって描かれたといわれる。江戸時代の正式な舞台では必ず狩野派の筆によった。 ●鏡の御影(みえい) 絵画上の用語。円窓を描き、その中に表わした神仏の影像。 京都西本願寺に伝わる親鸞上人の肖像画の一つで、専阿弥陀仏(生没年不詳)によって上人の存命中に描かれたものといわれる。鎌倉似絵(にせえ)の貴重な遺品。紙本墨画。国宝。縦七一・八センチメートル、横三二・九センチメートル。 ●鏡は女(おんな)の魂(たましい) 女性にとって、鏡は命にも代えるべき大切なものである。「刀は武士の魂」に続けていうことが多い。 ●鏡を掛(か)く 鏡をかけて物を映したように物事を詳しく知っている。鏡に掛く。*大鏡‐一「ここらのすべらぎの御ありさまをだに鏡をかけたまへるに」 ●鏡を抜(ぬ)く 祝いなどで酒宴のために酒樽の蓋を開く。 かがみ【各務】 姓氏。

日国 ページ 3788 でのまつ単語。