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●天地の詞(ことば)🔗⭐🔉
●天地の詞(ことば)
平安初期、おもに手習い用教材として用いられたことば。四七字の「いろは歌」「大為爾(たいに)歌」に先立つもの。「あめ(天)、つち(地)、ほし(星)、そら(空)、やま(山)、かは(河)、みね(峰)、たに(谷)、くも(雲)、きり(霧)、むろ(室)、こけ(苔)、ひと(人)、いぬ(犬)、うへ(上)、すゑ(末)、ゆわ(硫黄)、さる(猿)、おふせよ(生ふせよ)、えのえを(榎の枝を)、なれゐて(馴れ居て)」の四八字。製作当時の清音節を網羅したもので、「えのえ」の箇所に、ア行のエ(e)とヤ行のエ(ye)との区別が見られる。
●天地の袋(ふくろ)
女子が新年に幸福を多く取り入れるようにと上下を縫い合わせて作る祝いの袋。春袋。《季・春》
●天地の道(みち)
天と地、すなわち陽(男)と陰(女)の筋道。自然の道理。
●天地を袋に縫う
年の始めに誦(ず)する言寿(ことほぎ)歌のことば。天地を袋に縫ってそれに幸福を入れるの意。
あめとよたからいかしひたらしひめ‐の‐みこと【天豊財重日足姫尊】
皇極天皇(のちに斉明天皇)の名。
日国 ページ 649 での【ことば】単語。