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け‐りょう【仮令】(‥リャウ)🔗🔉

け‐りょう【仮令】(‥リャウ) (「け」「りょう」はそれぞれ「仮」「令」の呉音。漢文訓読で「たとい」と読まれる「仮令」の音読) 〔副〕多く、言い出し、書き出しに用いる。 1 「かりに」「もしも」の意から転じて、考えてみたところおよそ。たいがい。一体。*吾妻鏡‐治承四年九月二九日「参加者、仮令可五万騎」 2 たとえば。たとえてみると。*入木抄「けりゃう字かたちは人のようばふ、筆勢は人の心操行跡にて候」 3 (下に「…ばこそ」を伴うことが多い)偶然。さいわいにして。都合よく。*浮・傾城禁短気‐二「仮令(ケリャウ)先のお客、旦那ほどに存ぜねばこそ、仕負せて参れ」 (形動)かりそめのこと。いいかげんなこと。また、そのさま。*明和本正法眼蔵随聞記‐二・二五「無道心の者の仮令に僧堂に居するは」

日国 ページ 6834 での仮令‥リャウ単語。