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ごう【業】(ゴフ)🔗🔉

ごう【業】(ゴフ) (梵karmanの訳語) 1 仏語。意志による身心の活動、行為。一般に身・口・意の三業に分ける。また、身・口の二業に、他に示すことのできる表業と他に示すことのできない無表業の二つを分ける。善心による善業、悪心による悪業、善悪いずれでもない無記業の三業に分けることもある。 2 前世の善悪の行為によって、現世においてうける応報。*宇津保‐藤原の君「ごうにやあらざりけむ。御病おこたりぬ」 3 特に悪業、罪業をいう。*説経・をくりの判官‐二「てるてのひめ女ほう達の、ごうの程おそろしやと」 4 「ごうはら(業腹)」の略。 ●業が=煮える[=煎(い)れる・湧く] 腹ただしさに、気がいらだつ。じれったくなる。しゃくにさわる。 ●業に沈む 悪業のために苦しみをうけて浮かばれない。 ●業の風 衆生の悪業に感じて地獄に起こるという大暴風。業風。 ●業の秤(はかり) 地獄で生前の悪業をはかるという秤。 ●業を曝(さら)す 前世の業によって受けた恥を世にさらす。 ●業を=煮やす[=沸(わ)かす] なかなからちがあかず、腹を立てる。

日国 ページ 7072 での業ゴフ単語。