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しこ【醜】🔗⭐🔉
しこ【醜】
1 (特に人について)強く恐ろしいこと。強く頑丈なこと。*古事記‐上「葦原色許男神(あしはらシコをのかみ)」
2 醜悪なこと。けがらわしいこと。いとわしいこと。多く、接頭語的、または「しこの」「しこつ」の形で、ののしったりへりくだったりする場合に用いられる。「醜女(しこめ)」「醜草(しこぐさ)」「醜(しこ)つ翁(おきな)」「醜(しこ)の御楯(みたて)」など。
3 気味が悪く、恐ろしいようなこと。また、そのもの。*説経・さんせう大夫‐三「しこのまろねを取出し」
●醜つ翁(おきな)
みにくい老人。一説に出しゃばりな老人。
●醜の木(き)
荒削りで丈夫な木材。
●醜の醜草(しこぐさ)
いたずらに生い茂ったいとわしい草。草をののしっていう語。
●醜の醜手(しこて・しきて)
きわめてみにくい手。手をののしっていう語。
●醜の大夫(ますらお)
くだらない愚かしい男。男子をののしったり、また、自分をへりくだっていう語。
●醜の御楯(みたて)
卑しい身で天皇のために楯となって外敵を防ぐ者。一説に、天皇の守りの強力な楯となる者。
日国 ページ 9429 での【醜】単語。