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ぞう【族】🔗⭐🔉
ぞう【族】
(「ぞく」の変化)一族。同じ血筋の者。やから。うから。また、子孫。*源氏‐宿木「いみじく命短きそうなれば」
ぞう【象】(ザウ)🔗⭐🔉
ぞう【象】(ザウ)
ゾウ科に属する哺乳類の総称。体高三〜三・五メートル。体はきわめて大きく、現存の陸生動物中最大。全体に灰色ないし灰黒色で皮膚は厚く体毛はほとんどない。四肢は太く柱状。耳は葉状で大きいが目は小さい。鼻と上くちびるが管状になって長くのび、水を吸い、手の働きをするほか攻撃の具にもなる。ふつう上あごの門歯が口外に長くのびて牙となり、象牙(ぞうげ)と呼ばれる。草食性で、力は強大。インドゾウ・アフリカゾウが現存し、それぞれに属する亜種セイロンゾウ・マルミミゾウが著名である。マルミミゾウは耳の形などが他の亜種と異なるため、別種とされる場合もある。中新世(約二〇〇〇万年前)ごろから栄えた動物で、多くの化石種がある。象牙は種々の細工物に利用、白象は、普賢菩薩(ふげんぼさつ)の使いと信じられ、菩薩の乗り物として名高い。古名、きさ。
ぞう【像】(ザウ)🔗⭐🔉
ぞう【像】(ザウ)
1 物の形。人のすがた。また、神・仏・人・獣などの形をまねて作ったり描いたりしたもの。
2 「ぞうぼう(像法)」の略。
3 物体から出た光が、レンズや鏡によって屈折または反射した結果、光線が集合して物体と相似の形を形成したもの。実像と虚像とがある。
4 数学で、写像によって元または集合に対応する元または集合。fが集合Aから集合Bへの写像のとき、fによってAの元aに対応するBの元bを、fによるaの像といい、f(a)で表す。また、Aの部分集合Mの元のfによる像の全体を、fによるMの像といい、f(M)と書く。
日国 ページ 12145。