ぶ‐きん【夫金】 江戸時代、大名・旗本などへ領地・知行所から夫役の代わりとして納めた金銭。

ふ‐きんしん【不謹慎】 (形動)慎みのないこと。ふまじめなこと。「不謹慎な態度」

ふ‐ぎんみ【不吟味】 よく吟味しないこと。吟味がゆきとどかないこと。取り調べが十分でないこと。

ふく【服】 (「服」の音は古く「ぶく」で、喪服あるいは喪に服することについては、後世でも「ぶく」と慣用される。→ぶく(服)) １ ころも。着物。衣服。 ２ (和服を着物というのに対していう)「ようふく(洋服)」の略。 〔接尾〕(「服」は飲む意。上にくる語によって「ぷく」となる) １ 茶・薬・煙草などの、飲む回数を数えるのに用いる語。「一服吸う」 ２ 粉薬の一包みなど、一回で飲む量を単位としていう語。→一服(いっぷく)。

ふく【副】 １ 主なものにつきそってその助けとなること。また、そのもの、人。多く、副知事・副委員長・副支配人などの略語としていう。 ２ 書物・書類の原本の写し。ひかえ。副本。

ふく【幅】 掛軸。掛物。軸物。軸。 〔接尾〕(上にくる語によって「ぷく」「ぶく」となる)画像・掛軸などを数える場合に添える語。軸。

ふく【復】 １ 庸、調、雑徭などの課役を免除すること。復除。 ２ 易の六十四卦の一つ。。上卦は坤(地)、下卦は震(雷)。地雷復ともいう。機運がふたたびめぐってくる象。

ふく【福】 １ さいわい。しあわせ。幸福。「残り物には福がある」 ２ 神仏への供物をおろしたもの。神仏からの賜り物として、幸福が宿るとした。 ３ (形動)ゆたかに富み栄えるさま。 ●福の神 ⇒親見出し ●福は内(うち)鬼は外(そと) 福をもたらす福の神は内へ、災厄や貧をもたらす鬼は外への意で、節分の夜、豆をまきながら唱えることば。《季・冬》

ふく【複】 １ かさなること。単一でないこと。 ２ 「ふくしき(複式)」の略。 ３ 「ふくしあい(複試合)」の略。「女子複」