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やなぎ‐わら【柳原】(‥はら)🔗🔉

やなぎ‐わら【柳原】(‥はら) (「やなぎはら」とも) 柳の木の多く生えている野原。《季・春》 (柳の木が植えられていたところから呼ばれた)東京都千代田区を流れる神田川の南岸、万世橋から浅草橋までの土手のこと。また、その付近一帯の呼称。江戸時代は古着・古道具の露店風の店が並び、夜鷹も多くいた。

や‐な‐ぐい【胡・胡】(‥ぐひ)🔗🔉

や‐な‐ぐい【胡・胡】(‥ぐひ) (「矢の杙(くい)」の意という) 1 矢と矢を盛る箙(えびら)とを合わせて完備した物の具の呼称。箙にさす矢羽や矢篦(やの)の名称から、石打胡・鷹羽(たかのは)胡・中黒胡・鵠羽(くぐいば)胡、あるいは節黒胡などがある。 2 儀仗の矢を盛る容器。木製で細長い方立に背板(せいた)をつけ、矢を末広形に盛る平胡や靫(ゆぎ)の遺制を示す筒形の壺胡がある。ともに、蒔絵、螺鈿、木地螺鈿、木地蒔絵などの製がある。また、簡素なものに狩胡がある。

やなぐい‐ざし【胡差】(やなぐひ‥)🔗🔉

やなぐい‐ざし【胡差】(やなぐひ‥) 扇を腰のうしろにさすこと。胡を背負ったのに似ているところからいう。

やな‐くずれ【梁崩】(‥くづれ)🔗🔉

やな‐くずれ【梁崩】(‥くづれ) 梁のくずれること。しかけた梁がこわれること。

やば🔗🔉

やば 〔形動〕法に触れたり危険であったりして、具合の悪いさま。不都合なさま。あぶないさま。*滑・膝栗毛‐六「やばなことはたらきくさるな」

やな‐す【梁簀】🔗🔉

やな‐す【梁簀】 梁漁に用いられる簀。→梁(やな)

やな‐せ【梁瀬】🔗🔉

やな‐せ【梁瀬】 梁をしかけてある川瀬。《季・夏》

やなだ【梁田】🔗🔉

やなだ【梁田】 姓氏。

やなだ‐ぜいがん【梁田蛻巌】🔗🔉

やなだ‐ぜいがん【梁田蛻巌】 江戸中期の儒者。江戸の人。名は邦美、字は景鸞。通称新六。山崎闇斎の学を学び、詩文に長じた。加納侯、明石侯に仕えた。磊落(らいらく)で慷慨の気象に富んだため、覇儒(はじゅ)と称せられた。著に詩文集「蛻巌集」など。(一六七二〜一七五七)

日国 ページ 19802