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や‐なみ【矢並】🔗🔉

や‐なみ【矢並】 箙(えびら)、胡(やなぐい)などに差した矢の並び。多く「やなみつくろう」の形で、矢を揃え整えるの意に用いられる。

や‐なみ【家並・屋並】🔗🔉

や‐なみ【家並・屋並】 1 家の並び方。また、その並んだ家。のきなみ。 2 家ごと。毎戸。のきなみ。

や‐なり【家鳴】🔗🔉

や‐なり【家鳴】 家屋が鳴り動くこと。また、その音。

やに【脂・膠】🔗🔉

やに【脂・膠】 1 樹皮から分泌する粘液。また、その固まったもの。 2 タバコの燃焼から生じて、キセル、パイプなどにたまる褐色の粘液。ず。 3 目やに。 ●脂を下(さ)げる キセルの雁首の方を上げて、やにを吸口の方へ流す。また、そのような形でタバコを吸う。転じて、気どった、または高慢な態度をとる。

やに‐こ・い【脂こい】🔗🔉

やに‐こ・い【脂こい】 〔形口〕やにこ・し〔形ク〕(「こい」は接尾語) 1 やにが多い。粘りけが多い。やにっこい。*俳・落穂集‐三「やにこきをねせて置ぬるたはこ哉」 2 あっさりしない。しつこい。くどい。やにっこい。*狂歌・吾吟我集‐六「やにこき人はまつに気のとく」 3 かよわい。もろい。こわれやすい。やにっこい。*咄・諺臍の宿替‐一一「直ぐに穴のあくやうなやにこい身上」 やにこ‐が・る(自ラ四)

やに‐さがり【脂下】🔗🔉

やに‐さがり【脂下】 1 雁首を上にあげて、キセルをくわえること。 2 気どった態度。また、得意然とした、高慢な態度。 3 (様子が1に似ているところから)こじりを下げて刀をさすこと。刀をおとしざしにすること。

やに‐さが・る【脂下がる】🔗🔉

やに‐さが・る【脂下がる】 〔自ラ五(四)〕 1 キセルの雁首を上に上げてタバコをくゆらす。*洒・深川新話「きせる斜にやに下り」 2 気どってかまえる。高慢な態度をとる。現在では、いい気分になってにやにやする意にいう。「女の子に囲まれて脂下がる」*雑俳・柳多留‐一六「やに下り世上にまなこたかい顔」

やに‐さしがめ【脂刺亀・樹脂刺亀】🔗🔉

やに‐さしがめ【脂刺亀・樹脂刺亀】 サシガメ科の昆虫。体長一五ミリメートルぐらい。体は背腹に扁平で、頭部は突出する。体色は光沢のある黒色。体の下面や肢から樹脂状の粘液を出すのでこの名がある。本州・四国・九州の松などの樹上にすむ。

日国 ページ 19803