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わ【回・曲】🔗🔉

わ【回・曲】 山裾・川・海岸などのまがりくねったあたり。他の語の下に付けて用いることもある。「浦回(うらわ)」「川曲(かわわ)」など。*永久百首‐春「焼野にもれし峯のわの村草がくれ雉なく也」

わ【輪・環】🔗🔉

わ【輪・環】 1 まるく曲げたもの。また、まるい形のもの。また、その形。環(かん)。→りん。 2 車の左右にあり、軸の周囲に回転して、車を進める円形の具。 3 桶などの箍(たが)。 4 屋根の石が転がって落ちないように、竹木をまるく曲げて、石の下に置くもの。 5 紋所の名。蛇の目輪、菊輪、毛輪、唐草輪などの種類がある。 6 和服の袖の上端や帯の下端など、ひとつづきの布を折った、断面が半円をなす部分。また、布や紙を二つに折った場合のそのような部分。 〔接尾〕わがねたものを数えるのに用いる。*古事記‐中「其の麻(を)の三勾(わ)遺(のこ)れるに因(よ)りて」 ●輪を掛(か)ける (ひとまわり大きくする意で)倍加する。一層はなはだしくする。

わ【把】(ハ)🔗🔉

わ【把】(ハ) 稲の計量単位。一〇把で一束(そく)となる。一束から奈良時代の枡で米五升がとれるから、一把は五合となる。この枡は今の枡の一〇分の四程度の大きさであるから、一把は現在の約二合(三〇〇グラム)となる。 〔接尾〕(撥音のあとでは「ば」に、促音のあとでは「ぱ」になる) 1 一般に、たばねたものを数えるのに用いる。「薪一把」 2 射芸で矢を数えるのに用いる。矢五一筋を一把とする。 3 江戸時代、金一分の単位を表す。

日国 ページ 20878