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うどめ【烏頭布】🔗⭐🔉
うどめ【烏頭布】
=うどめづけ(烏頭布漬)*庭訓往来「鞍馬木芽漬。醍醐烏頭布」
うどめ‐づけ【烏頭布漬】🔗⭐🔉
うどめ‐づけ【烏頭布漬】
いろいろな木の新芽を塩漬けにしたもの。木の芽漬けの一種。山城国醍醐の名物。うどめ。
うど‐もどき【独活擬】🔗⭐🔉
うど‐もどき【独活擬】
1 (ウドに似ているところから)タラノキの芽。《季・春》
2 「ししうど(猪独活)」の異名。
う‐どん【迂鈍】🔗⭐🔉
う‐どん【迂鈍】
(形動)心のはたらきが鈍いこと。愚かであること。愚鈍。
う‐どん【饂飩】🔗⭐🔉
う‐どん【饂飩】
(「うんどん(温飩)」の変化か)小麦粉をこね、薄く伸ばして細く切ったもの。奈良時代に唐から伝えられ、熱く煮て食べるところから温(うん)飩と呼ばれたという。うんどん。きりむぎ。
うどん‐おけ【饂飩桶】(‥をけ)🔗⭐🔉
うどん‐おけ【饂飩桶】(‥をけ)
もと、うどんを運んだ桶。のち、けんどん箱のことをもいった。
うどん‐かけ【饂飩掛】🔗⭐🔉
うどん‐かけ【饂飩掛】
かけうどん(掛饂飩)
うどん‐かけ【饂飩賭】🔗⭐🔉
うどん‐かけ【饂飩賭】
勝負事のさい、うどんを賭けものとすること。
うどん‐くらい【饂飩食】(‥くらひ)🔗⭐🔉
うどん‐くらい【饂飩食】(‥くらひ)
(「饂飩」を「迂鈍」にかけたものか)仕事の下手な者をあざけっていう語。
うどん‐げ【優曇華】🔗⭐🔉
うどん‐げ【優曇華】
(「うどんはらげ(優曇波羅華)」の略)
1 クワ科のイチジク属の一種。インド原産で、ヒマラヤ、インド、セイロンなどに分布。葉は長さ一〇〜一八センチメートルの先がとがった楕円形。花は小形で壺状の花托に包まれ、外からは見えない。果実は長さ約三センチメートルの倒卵形で食用となり、葉は家畜の飼料となる。仏教では、花が人の目に触れないため、咲いたときを瑞兆とみ、経典には三千年に一度咲くと伝える。咲くときは転輪聖王(てんりんじょうおう)が出現するという花。霊瑞華。空起花。希有花。うどんげの花。うどんげばな。*宇津保‐内侍督「かの不死薬、うどんげに劣らざらん」
2 仏にあいがたいことや、一般にきわめてまれなことのたとえに用いる。優曇波羅華(うどんはらげ)。うどんげばな。*虎寛本狂言・花子「たまたま逢ふこそ優曇華なれ」
3 昆虫のクサカゲロウが他の物に産みつけた卵の俗称。二センチメートルくらいの白い糸状をした柄の先に丸い卵をつけたものを、一箇所にかためて産みつけるので、花のように見える。草木の枝や葉などのほか、家の天井などにも見られ、吉凶の前兆とされる。うどんげのはな。《季・夏》
4 (日本ではまれに咲くところから)芭蕉の花をいう。
●優曇華の御出(おいで)
珍客の来訪
●優曇華の対面(たいめん)
非常に珍しい対面。
●優曇華の花待ち得たる心地
優曇華の花の咲くときに会った喜び。珍しいことに遭遇することのたとえにいう。
日国 ページ 2107。