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あと‐げつ【後月】🔗⭐🔉
あと‐げつ【後月】
(「あと」は、前、以前の意)先月。前月。あとの月。
あどけ‐な・い🔗⭐🔉
あどけ‐な・い
〔形口〕
あどけな・し〔形ク〕(「あどない」に「け(気)」を加えたものか)(子供の態度、様子などが)無心で愛らしい。無邪気で、することが幼い。わるぎがない。あどない。*雑俳・柳多留‐二三「あどけない商人筆をおっ付ける」*洒・傾城買四十八手「けいせいはあどけなきをしゃうびすべし」
あどけな‐げ(形動)/あどけな‐さ(名)

あと‐こうしゃく【後講釈】(‥カウシャク)🔗⭐🔉
あと‐こうしゃく【後講釈】(‥カウシャク)
ものごとの結果を見たあとで理屈をつけて説明すること。
あと‐ごし【後輿】🔗⭐🔉
あと‐ごし【後輿】
輿のあとのほうをかつぐこと。また、その人。⇔先輿
あどこ・ぶ【跨ぶ】🔗⭐🔉
あどこ・ぶ【跨ぶ】
〔自バ上二〕=あふどこぶ(跨)*大慈恩寺三蔵法師伝承徳三年点‐八「誇(アトコヒ)競ひて」
あと‐ざ【後座・跡座】🔗⭐🔉
あと‐ざ【後座・跡座】
能舞台で、舞台後方の幅三間奥行一間半の板張りの部分。正面に囃方、向かって左隅に後見がすわる。
あと‐さがり【後下・跡下】🔗⭐🔉
あと‐さがり【後下・跡下】
鬢(びん)の形を、後方が低くなるように月代(さかやき)をそった髪形。近世、天和、貞享頃に流行した風俗。うしろさがり。
あと‐さき【後先・跡先】🔗⭐🔉
あと‐さき【後先・跡先】
1 場所、時間の前と後。前後。過去と現在。*日葡辞書「Atosaqi(アトサキ) カラ キコユル<訳>前後のことから了解される」*評判・難波物語「跡さきは天神、中ごろはかこひ也」
2 物事の始めから終わりまで。また、話や考えなどの筋道。*古文真宝後集抄‐五「いかにあとさきあふたことなりとも」
3 順序が入れかわること。また、話の筋道があわないこと。また、食い違い。*蘭東事始‐下「跡先ながら、覚え居たりし昔語をかくは書捨ぬ」
●後先知(し)らず
前後の事情を解しない。周囲を気にしない。
●後先詰(つ)まらぬ
1 話の筋道が首尾一貫しない。*浄・那須与市西海硯‐二「跡先つまらぬ詞を」
2 普通のやり方でない。地道(じみち)でない。
3 先の見込みがない。成るか成らぬかわからぬ。*浄・後三年奥州軍記‐四「後先つまらぬ恋の路」
●後先=無(な)しに[=無(な)く]
前後のことを考慮しないで。でたらめに。
●後先になる
1 あとになったり、先になったりする。「後先になって行く」
2 前後の順序が逆になる。食い違いが生じる。*人情・春色恵の花‐二「はかりし事も前後(アトサキ)に、なりゆく浮世の定めなさ」
●後先見(み)ず
前後を顧みない無分別なこと。また、その人。
●後先を=踏(ふ)まえる[=踏(ふ)む]
周囲の事情をよく考える。十分に見込みをつける。
日国 ページ 504。