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さいぎょう【西行】(サイギャウ)🔗🔉

さいぎょう【西行】(サイギャウ) 平安末期・鎌倉初期の歌人、僧。俗名佐藤義清(のりきよ)。法名円位。西行は号。鳥羽院下北面の武士として仕えたが、二三歳で出家。生涯にわたって旅が多く、旅の体験を通して自然と心境とを詠み、独自の詠風を築いた。歌集に「山家集」「聞書集」「聞書残集」、自歌合に「御裳濯河(みもすそがわ)歌合」「宮河歌合」、歌論書に「西行談抄」がある。「新古今和歌集」には九四首の最多歌数を占める。(一一一八〜九〇) 1 (西行が諸国を遍歴したところから)諸方を遍歴すること。また、その人。 2 (西行法師のように歩き回るところからという)あかにし、たにしなど螺(にし)の類をいう女房詞。 3 (西行の富士見の絵姿から、「ふじみ」の同音で)不死身をしゃれていう語。 4 =さいぎょうざくら(西行桜)1 5 各地の人夫部屋を渡り歩く者をいう俗語。

ざい‐きょう【在京】(‥キャウ)🔗🔉

ざい‐きょう【在京】(‥キャウ) 1 都に滞在、居住している人。 2 特に、東京に滞在、居住していること。

ざい‐きょう【在郷】(‥キャウ)🔗🔉

ざい‐きょう【在郷】(‥キャウ) 郷里にいること。地方にいること。ざいごう。

ざい‐きょう【財況】(‥キャウ)🔗🔉

ざい‐きょう【財況】(‥キャウ) 経済界の状況。

さい‐きょういく【再教育】(‥ケウイク)🔗🔉

さい‐きょういく【再教育】(‥ケウイク) 再度、教育すること。すでにある程度の教育を受けた者に、再び行う教育。企業内の技術教育など。

さいぎょう‐がけ【西行掛】(サイギャウ‥)🔗🔉

さいぎょう‐がけ【西行掛】(サイギャウ‥) (西行法師の行脚姿の画像や人形から)風呂敷包みなどを肩から斜めに背負い、胸の前に結ぶこと。わいがけ。

さいぎょう‐かずき【西行被】(サイギャウかづき)🔗🔉

さいぎょう‐かずき【西行被】(サイギャウかづき) 西行法師が富士山を見ている姿を描いた「富士見西行」の絵姿のように、笠を後頭部へずらして、あみだにかぶること。

さいきょう‐がわら【西京瓦】(サイキャウがはら)🔗🔉

さいきょう‐がわら【西京瓦】(サイキャウがはら) 京都産の瓦。銀灰色を帯び、耐久力が強く、もっとも品質がよいといわれていた。

さいぎょう‐ざくら【西行桜】(サイギャウ‥)🔗🔉

さいぎょう‐ざくら【西行桜】(サイギャウ‥) 1 西行にゆかりのある桜。特に、京都市嵯峨の法輪寺の南にある桜。昔、西行法師が「詠(なが)むとて花にもいたく馴れぬれば散る別こそ悲しかりけれ」(山家集‐上)と歌ったところから名づけられたと伝える。《季・春》 2 京都の祇園会に出す黒主山の異称。 謡曲。三、四番目物。各流。世阿弥作。西行が庵室の桜を静かに楽しもうとしていると都から大ぜいの人が花見に訪れ、断りきれず「花見にと群れつつ人の来るのみぞあたら桜のとがにはありける」(山家集‐上)と諦めて門を開く。その夜の夢に桜の精の老人が現れて、西行の歌について抗議し、花の名所を語り舞を舞う。 箏曲。菊崎検校作。歌詞は謡曲「西行桜」から採っている。

日国 ページ 8397